1ドル360円から円高のたびに前回の円最高値を越えている
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引用:http://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/fx2channel/imgs/d/4/d4a32c6a.png



円高ドル安は運命

1月のドルやダウ平均の下落から為替相場も動き、1ドル110円程度だったのが2月14日には106円台になった。

為替相場が動く理由は複雑で、予測は不可能とされているが、長期的にどちらに圧力が掛かっているかは分かります。

為替の動きに最も強い影響を与えるのは国際収支の黒字、つまり経常黒字で、黒字が累積されるほど円高になります。

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長期的には100%、経常赤字の国の通貨は経常黒字の国の通貨に対して下落し、この場合円高ドル安になります。

為替相場に圧力をかけるもう一つの力は金利で、短期的には高金利通貨が値上がりします。

だがここで「金利」というものの本質を考えると、高い金利を払っている高金利国は信用が低い国です。


たとえば住宅ローンを組んで金利1%で借りれる人が低金利通貨、金利3%で借りる人が高金利通貨とします。

信用が低いから高金利なので高金利通貨は必ず、長期的に低金利通貨に対して下落する、という法則性があります。

「経常赤字の通貨は経常黒字の通貨に対して下落する」「高金利通貨は低金利通貨に対して下落する」この2つが為替相場の法則だと言えます。


どう解釈しても円が高く、ドルが安くなるのは避けられず、いつどのくらい円高ドル安になるのかという問題になります。

長期的には円高ドル安が避けられないという結論になるが、短期的な予測はそれほど単純ではない。

例えば2002年から2007年まで日本は空前の低金利と経常黒字を続けたが、およそ5年間ずっと円安でした。


円高のたびに前回の円高を超える展開からは、次のターゲットは1ドル76円以下
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引用:金プラチナ相場情報 Let's GOLDhttps://lets-gold.net/image/chart_usdjpy_1971-.gif



1ドル76円を超える可能性

2012年以降のアベノミクスでも、同じように超低金利、大幅な経常黒字を続けたが、最近までずっと円安でした。

長期的には円高になるにしても、5年から長ければ10年も円安が続くのは珍しい事ではありません。

だがその場合も、日本政府が無理な円安誘導を長期間続けるほど、地下でマグマの圧力が高まるように、ある日大噴火を起こすでしょう。


史上最大の円高は1985年プラザ合意で、1ドル260円だったドル円相場が1987年には1ドル120円になりました。

原因は色々あるが、1949年から1971年まで日米合意によって1ドル360円の固定相場、この期間に日本は膨大な経常黒字を溜め込んだ事にあった。

1971年の為替自由化以降も日本政府は円安政策を続け、大きすぎる経常黒字をさらに増やした。


経常黒字は貿易などで日本が儲けた金なので、儲けたドルはいつか円に交換され、円高を引き起こします。

それを外為法などで規制して強引に円安を維持していたが、ある日圧力に耐え切れなくなり、大噴火を起こして円高になった。

日本政府は経常黒字を溜め込んでは円安維持政策を取り、耐え切れずに円高になる失敗を10年おきくらいで繰り返しています。


本来は国際収支が黒字になり過ぎないように、国内需要を拡大して輸入や投資拡大すべきなのだが、輸出至上主義を改めない。

これでは過去の円高の周期パターンから考えると、次の円高では前の円高の最高値1ドル76円を超える可能性が高い。

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