最悪期のフリント市の水道水
Flint_Water
引用:http://climatechange.up.seesaa.net/image/Flint_Water.jpg



アメリカの水道汚染

もし日本で水道水に鉛や下水が混入して数万人の健康被害が判明したらパニックになるだろうが、アメリカでは現実に発生している。

ハワイでは未処理の汚水を地下などに貯蔵し、井戸水や飲料水に混入したり、海に流れて汚水の中でサーファーや海水浴客が泳いでいる。

ニューヨークでは水道水に鉛が混入し、5400人以上が発育障害などの健康被害を受けたのが判明している。

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アメリカでは水道水などの管理がとてもいい加減で、そのまま飲まないのを前提にしているので、少々汚染されても当局は対応しない。

ハワイ州には約8万8000の汚水貯めがあり、海に放出されたり井戸水に混入し、水道用の水にも混入している。

ハワイはホノルルを除いて下水処理施設が未整備で、汚水は「穴を掘って埋める」のを繰り返しているという。


ミシガン州フリントでは2016年に基準値の1000倍に達する鉛が水道水から検出され、非常事態宣言が出されました。

小池知事は豊洲の地下水が「基準値の80倍」だったと大騒ぎしていたが、あれは水道水でも飲料水でもなかった。

ミシガン州のは水道の蛇口から出てくる水で検出された汚染で、深刻な健康被害も発生していました。


2015年にはフリント市の水道水は泥のように濁った色で、腐敗臭を放っていたので、市は「煮沸して飲むように」勧告した。

この頃には水道水の中に大量の大腸菌が繁殖し、さらに発がん物質のトリハロメタンが高濃度で検出されていた。

アメリカは州や市ごとに水道を管理しているので、年65兆円も軍事予算を使っている合衆国政府は何もしてくれなかった。



ニューヨークの水道でも鉛被害

ミシガン州フリント市は貧しい地域で、以前はデトロイトから水を買っていたが、財政難で買えなくなり地元のフリント川から採取することになった。

フリント川は工場が工業排水を流していたり除雪剤が流入したため、水道管が腐食して高濃度の鉛汚染が発生した。

騒動が大きくなって全米で1000ヶ所以上の水道水が鉛汚染されているのが分かり、ニューヨークもその一つでした。


フリント市では住民に髪が抜け落ちたり知能指数低下、子供の発達障害などの症状が観測された。

水道管そのものに鉛は使われていないが、調べたところ水道メーター、蛇口、溶接の「はんだ」に使われていた。

工業排水や融雪剤に含まれていた腐食性物質が水道水に混入し、これらの金属を溶かして鉛中毒を発生させていた。


2005年から2015年にかけてニューヨーク市で実施した検査では、69地区で5歳以下の子どもの10%以上から鉛が検出された。(ロイター)

人数にして5400人の子供から、1デシリットル当たり5マイクログラム以上の鉛が検出された。

もっと低濃度な鉛は、検査したほとんど全員から検出された疑いがあるが、ニューヨーク市はフリント市の騒動が拡大するまで黙っていた。


市は鉛を含有する古いペンキを撤去したり、鉛含有商品を販売禁止にしたが、不思議なことに子供の鉛汚染は減っていないという。

幼少時に鉛中毒になると知能の発達が遅れ、一生涯健康被害が残るといわれている。

ロイターによると鉛に汚染された地域は全米で34州、3810地区も存在している。

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