中国は年間数兆円を周辺国に配っているが、対外純資産はマイナスとみられている
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引用:https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170709000239_comm.jpg



一帯一路で貧困国の独裁化手助け

中国は一帯一路、新シルクロードと呼ぶ周辺国開発計画を進めているが、実態は謎に包まれている。

資金管理や採算性など不透明なことが多く、中国の経済実態に見合ったものなのかも分からない。

1000億ドル(10兆円超)もの金が貧困国に投資されているが、貧困国の多くは軍事国家か独裁国家が、政府が存在しない。

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政府に問題があるから貧困国は貧困なので、そこにお金を投入しても独裁を強化するのに消費される。

中国の援助先を決めるのは中国政府あるいは共産党で、国際機関などは関わっていない。

中国が創設したアジアインフラ投資銀行(AIIB)は先進国から出資金を集めて貧困国に配っているが、配分は中国が決めている。


中国は自身が共産国家なので同じような政治体制を好み、貧困国の独裁的な政治制度の維持をむしろ望んでいる。

西側諸国の援助では民主化を求めるのが交換条件になっているが、中国の援助では独裁の維持が望ましい。

西側は環境や軍事的脅威についても交換条件を求めるが、中国は自国の脅威にならない限り、条件をつけない。


軍人が支配するような独裁国家はもう、西側に従わずとも資金を得られるようになり、独裁を続けたまま経済成長できる。

AIIB加盟84カ国は、欧州先進国を含めて恩恵を受けているので、たとえば「チベットの人権問題」でも発言しなくなった。



一帯一路の実態は借金

自国の安全保障を「販売」する国もあり、バングラデシュは中国に港湾使用権を売却し、中国側は軍港として使用すると公言している。

最初は民間船を寄港させ、海上警察を寄港させ、次は哨戒艇や駆逐艦を寄港させ、最後は空母や原潜の基地にするそうです。

フィリピンは前政権では南シナ海の領有権を主張していたが、今は領有権を放棄すると言っています。


中国の支配を受け入れる替わりに、独裁者としての自分の地位を保証され、無料で道路や橋を作ってくれる。

そのうえお金をもらえて無料で武器援助もしてもらえるので、貧困国にはいい事尽くめに思えます。

こうした支配の源泉になっているのが湯水のようにばらまいているお金で、一見すると中国はお金が余っているように見える。


だが様々な計算をすると中国の純資産、つまり対外資産から対外債務を引いた本当の資産は、良くて少しプラスかトントンです。

中国の外貨準備は2月末で3兆1300億ドルだが、これは「見せ金」で、借金をすればいくらでも積み増せるお金です。

中国の対外純資産は約2兆ドル(17年)だが、「隠し対外債務」が2兆ドル存在しているとされている。


隠し対外債務はロイターやブルームバーグなど欧米の経済メディアが定期的に報道している。

ソ連はわずかな対外債務が払えずに破産したが、中国は外国から新たな借金をができるので破産していない。

ソ連は独立した共産圏だけで経済活動を行い、欧米金融機関とはほとんど取引できなかったからです。


中国のAIIBや一帯一路、無限に続くばらまき外交は、欧米や日本からの借金を海外で浪費している。

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