1120万台の古いバイクは物を売る人にはゴミの山、事を売る人には宝の山
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引用:(有)明輝(MEIKI:メイキ)http://www.meiki-restor.co.jp/rider/img/img14bhh1615_1.JPG



物を見るか事を見るかで大違い

AIとかIOTが注目されていますが、日本ではそれ以上に「物から事へ」の大きな変化が起きています。

今まで明治からずっと物を売る仕事が主流だったが、人口が減少すると「物」はもう売れなくなる。

自動車にしても住宅にしても、人口1億2000万人で固定だったら、それ以上の需要は発生しません。

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ところが視点を「事」に移すと頭打ちに見えた市場に爆発的な可能性が潜んでいます。

例えば先日オートバイ市場の動静を調べたら、新車はまったく売れていないが、物凄い数のバイクが所有されていました。

新車販売はたった37万台だが登録台数は1120万台なので、年間に売れた数の30年分も所有されていました。


昔のバイクのほうがカッコイイし愛着もあるので、多くの人は10年以上買い換えず、買ったとしても中古車なので新車が売れません。

これを見て「バイクは終わった」と考えるか、1120万台のバイクに無限の可能性を見出すかは人それぞれです。

物を売る視点からはバイク市場は完全に終わっているか、「もっと新車が売れるようにしなくてはならない」という発想になります。


だが1120万台の古いバイクの方を見れば、中古車販売や整備、メンテナンス、バイクの管理などビジネスチャンスが連想されます。

古いバイクは壊れやすいので整備が重要で、昔の名車は数十万円から100万円以上で取引されています。

こうした古いバイクに乗っている人達は、旧車を維持するサービスを必要としているはずです。



物から事への転換

住宅は物消費の最たる物で、需要を満たしたらそれ以上は絶対に売れません。

そこで住宅業界ではローンを払い終わった30年後くらいに壊れるように、寿命の短い住宅を販売します。

30年でボロボロになれば30年後に世代交代したら買い換えるという発想ですが、これで良いのでしょうか?


知られているように欧米の住宅は数十年や100年以上使えて、木造住宅でも何世代も使用可能になっています。

そろそろ日本も住宅という「物」を売るのをやめて、建てた家を使い続ける「事」に転換しないと、先がないように思います。

物が売れないと言われていますが、欲しくないから買わないので、使いたくない訳ではないと思います。


所有しなくてもシェアビジネスとかレンタルやリースは流行っていて、音楽や動画も買うより共有して使う時代です。

「売れない、売れない」と悲観したり「もっと売ろう」と頑張ってもなかなか結果は出ません。

家電が売れないといわれますが、家庭の家電製品はむしろ増えているのに「売れない」とつぶやいています。


新しい電気製品は欲しいが、古いのを捨てると数千円取られたりするので「買えない」家庭も多いのではないでしょうか。

そうした問題点を解決するのもビジネスチャンスであり、問題を解決すれば売れる場合もある。

店先に冷蔵庫を置いて売れるのを待っていても、ずっと売れないままでしょう。

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