デスクワークしながらチビチビ飲めるさっぱりしたコーヒーは存在しなかった
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お茶のようにさっぱりしたコーヒー

長い間代わりばえしなかった缶コーヒーやコーヒー飲料の世界に、新しい波が起きている。

2017年4月にサントリー「クラフトボス」が発売されると、初年度で2億4000万本も売れまくった。

サントリーボスは缶コーヒーだがクラフトボスはペットボトルで、見た目はおしゃれなイメージになっている。

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缶特有の金属臭がないほか、ペットボトルコーヒー特有の安っぽさやプラスチック味も排除されている。

従来のコーヒー飲料は本格派なら苦くて濃すぎ、飲みやすさ重視だと「コーヒー牛乳」のようだった。

缶コーヒーのボスも苦いコーヒー飲料の代表格で「苦くしておけば本格派」という間違った商品づくりをしていた。


コーヒー飲料はどれも200MLで100円ほどの価格だが、喫茶店などでこの価格はありえない。

自分でコーヒー豆を購入して淹れても1杯40円はする筈で、それを加工して運んで売ったら数百円になる。

つまりコーヒー飲料はどれも最低レベルのコーヒー豆が使われていて、どの商品も豆の原価に差はない。



煮詰めた苦いコーヒーからの卒業

そこで安い豆で無理やり「本格派」のコーヒーを実現しようとして、苦くて濃くするのが一般的になっている。

缶コーヒーのボスも同じだったのだが、クラフトボスはもうその方向性をやめて、薄味でさっぱりした飲み物に仕上げた。

ペットボトルのお茶は500MLをごくごく飲むのが一般的で、このため薄味で飲みやすくなっている。


コーヒーでも同じように薄味にし「ごくごく」飲めるようにし、缶臭さやペットボル臭さもなくした。

缶コーヒーを購入する客層は年配男性が多く、CMでも北野武やトミー・リー・ジョーンズなど年配タレントが多い。

お茶のように飲みやすくしたことで、クラフトボスは若者や女性が購入し、ヒット商品になった。


クラフトボスの成功でドリンク各社も同じようなペットボルコーヒーを開発し、続々と新商品が発売された。

コカ・コーラは「ジョージア ジャパン クラフトマン」、伊藤園とUCCも500MLサイズのさっぱりコーヒーで参入した。

共通点はおしゃれなパッケージ、薄味、ペットボトルでキャップ付きなのでチイチビ飲めるなど、クラフトボスのポイントを抑えている。


缶コーヒーは働く男性に支持され、彼らが好む濃く苦い味に進化したが、オフィスや自宅で少しずつ飲むには向かなかった。

女性むけにシフトしているのも特徴で、女性が持っていても不自然でない見た目などが意識されている。

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