孫氏が胸を張った業績とは、たった一つの銘柄の急騰によるものだった
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画像引用: ITmedia ビジネスオンラインhttp://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/10/news048.html



ソフトバンクファンドの不透明さ

ソフトバンクの10兆円ファンド(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)に日本の3メガ銀行も数百億円投資すると発表されました。

ところが内外の著名アナリストや投資家からは、「実態が見えない」「不透明だ」という批判が強まっています。

ソフトバンク本体の経営とファンドを一緒くたにした結果、経営実態やファンドの詳細が見えなくなった。

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2018年5月の発表でソフトバンクグループは、1月から3月に前年比60%増の1550億円もの利益を上げました。

増加の大半はファンド収入によるもので、本業のソフトバンク本体や米携帯事業は、前年とあまり変わらなかった。(スプリントは126億円の赤字)

1月から3月のファンド利益は666億円だが、これには買収に要した資金が計算されていない。


投資は買収に要した元金を回収して始めて利益が出るので、10兆円分もの企業を買収すると、買収に投じた元手を回収するには数十年掛かる。

ソフトバンクファンドは今後数十年は実は「赤字」であり、毎年2000億円程度の利益で買収資金を回収するなら50年もかかる。

もちろん買収したときより高値で売却できればすぐに利益を出せるが、ソフトバンクの買収価格は高く、相場を釣り上げたと言われている。


10兆円ファンドの調達総額980億ドル(約10兆7000億円)のうち、約4分の1が既に投資されている。

ソフトバンク以外も、サウジアラビア・アラブ首長国連邦(UAE)・アブダビ政府、アップル 、クアルコムなどから出資を集めている。

外部からの投資に対していくらの手数料を徴収しているのか、ソフトバンクは公開していない。



利益はたった一つの銘柄によるもの

ソフトバンクはファンドの外部投資家の比率も公表していないし、ファンドの業績も曖昧にしか公表していないと指摘されている。

一部の投資家はファンドに投資すると決まった報酬を受け取れる方式で出資したが、彼らはファンドの実績と関係なく報酬を受け取る。

ファンド投資で十分な利益が出続ければ良いが、リーマンショックのような経済危機では、この方式はうまく行かない。


ウォールストリートジャーナルによると10兆円で利益を上げているのはエヌビディアの4.4%の株式によるもので、急騰で33億ドルの純利益を得た。

つまりソフトバンクが先日発表したファンド利益666億円とは、たった一つの株式銘柄の急騰によってもたらされた。

いかにも危ない投資であり、Wバフェットならこれを危険な投資方法と呼ぶでしょう。


最近ソフトバンクが投資した滴滴出行、ウーバー、ウィーワークなどの投資はその後どうなったのか、説明されていない。

孫正義氏は自分に都合の悪い数字を隠す行為を、この数年間アメリカで行ってきました。

最初に書いたがソフトバンクが買収した米携帯会社スプリントは現在も赤字なのだが、数字の見た目を良くして「黒字だ」と言い張っている。


ソフトバンクは時価総額が10兆円だが有利子負債は15兆円もあり、経営基盤は不安定だ。

孫氏は「10兆円なんかすぐ使い切る、次は100兆円だ」と発言したが、その金は全部「他人の金」で孫氏の金ではない。

孫子は非公開企業を次々に買収し、株式上場させることで株価を数倍にしようと計画しているが、投資というより投機的な手法だ。

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