不人気と言われながら時計としては桁外れの1800万台を売ったアップルウォッチ
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画像引用:Apple Watch - シルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド - Apple(日本)



スマートウォッチで激変した時計市場

2017年9月にアップルがロレックスを抜いて、販売額で世界一の時計メーカーになったというニュースが流れた。

アップルが売ったのは「Applewatch(アップルウォッチ)」という時計型端末で、それほど人気でもないし売れもしなかった。

だがアップルのようなITメーカーが年間に販売する数量は、時計メーカーとは何桁も違っていました。

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2017年のiPhone販売台数は2億2000万台、タブレットのiPadは4,380万台、腕時計型のApplewatchは1800万台だった。

アップルウォッチはアップル製品の中では売れていないが、調査会社IDCはスイスの腕時計すべての生産数より多かったとしている。

スイス時計の輸出総数は2430万本と発表されているので、生産台数ではまだスイス時計全体のほうが多いようです。


金額ではアップルウォッチ売上高が約6,600億円、ロレックスは約5,500億円、スイス時計全体では2.17兆円となっています。

スイス時計全体(輸出)金額の2兆円には遠いものの、ロレックスはあっという間に抜き去ってしまいました。

スイス時計の生産数は世界の腕時計の2.5%だが、売上高では50%以上を占めていました。



上と下から挟まれる日本の時計メーカー

それが瞬時にしてアメリカが上位に食い込み、サムスンの韓国や中国も腕時計端末で市場を占有しています。

生産量では1970年代から日本が世界一だったのだが、現在では中国が世界の時計生産の50%以上を占め世界一になっている。

日本勢は上はスイス製高級時計に独占され、下からは中国製の安売り時計に攻められ、IT企業の腕時計型端末にもシェアを奪われている。


国内のセイコーやシチズンは100万円以上の高級腕時計を販売し、スイス時計の市場を奪いに行っている。

日本製腕時計には100万円の壁があり、数十万円までは実用腕時計として購入するが、100万円以上だと客はスイス時計を購入してしまう。

「グランドセイコー」の最高級モデルは600万円以上で、ビバリーヒルズやロンドンの富裕層に販売されている。


ロレックスの販売数は年間80万本だが、グランドセイコーの販売数はまだ年間10万本に満たない。

こうして見るとアップルウォッチの破壊力がどれほどか理解でき、しかもアップルウォッチには精巧な「時計技術」は使われていない。

アップルウォッチを生産しているのは中国の工場労働者であり、ロレックスのような熟練職人を必要としない。

一瞬でゲームチェンジしたスマートウォッチを中心に、世界の時計界は生き残りの戦いに入っている。


時計メーカーで独自のポジションに居るのが日本のカシオで、低価格でありながらファッション性や耐久性で高く評価されている。

カシオの安い腕時計は2,000円程度で売られているが、ロレックスよりはるかに頑丈なのは誰もが認めている。

カシオ「G―SHOCK」は1983年から販売し出荷1億個を達成、落としても壊れない耐久性とファッション性でカシオのイメージを高めた。


現在もGショックは年間900万本ペースで売れていて、価格は数千円から数万円で平均するとアップルウォッチに近い。

Gショックは数千円から最高数十万円まで種類が非常に多く、デザインも多用なのが特徴で、ロレックスと違う意味で固定ファンが居る。

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