ナインアワーズウーマン神田、女性と観光客を意識したカプセルホテルが増えた
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画像引用:女性や外国人も 進化するカプセルホテルhttp://www.news24.jp/articles/2018/01/18/07383278.html



カプセルホテルは終電難民から始まった

1979年、大阪に世界初登場した「カプセルホテル」はバブルの勢いに乗って増え、都会のサラリーマンに支持された。

その後バブル経済は崩壊し、主な客層のサラリーマンはリストラされて活気を失い、カプセルホテルも陰りが見えた。

窮地を救ったのは女性と観光客、外国人で「モーレツサラリーマン」が仮眠する場所から、ホテル需要に移行しました。
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狭いのを除けばバスルームやシャワーなどアメニティが充実していて、料金はホテルの半額で予約無しで宿泊できる。

難点は多くのカプセルホテルが男性専用だったことだが、女性用フロアを設けたり、女性専用カプセルホテルも増えた。

カプセルホテルは法律上「簡易宿所」でフロア全体が一つの部屋なので、フロアに見知らぬ男女が同居することは出来ない。


だが最近は「男女混合フロア」を売りにしたカプセルホテルも登場し、宿泊困難なほどの人気ぶりだという。

海外では男性でも女性でもない第三の「LGBT」という概念が広まっているが、従来のカプセルホテルでは「男、女」どちらかしか選択できなかった。

男女共用の渋谷ザ・ミレニアルズは部屋が広く料金は6千円と高額だが「簡易宿所」なので個別にカギをかける事はできない。



男女混合フロア、女性向けカプセルホテル

男女混合は少数派だが、広い面積で(4畳ほどだが)立つことができる豪華カプセルホテルが増加している。

通常のビジネスホテルは立地が良ければもはや1万円以上だが、高級カプセルなら6千円前後になる。

女性向けカプセルホテルは男性向けより清潔感やオシャレに拘る傾向があるので、内装に気を使ったカプセルも増えている。


流行のほとんどは女性から男性、若者から中高年に広まったが、カプセルホテルは数少ない「中年男性から」始まった流行といえる。

ビジネスホテルより安いのに、オシャレでアメニティが充実し大浴場やサウナ、エステまであるのが女性に人気の理由となっている。

女性は男性より15センチほど背が低いので、カプセルの狭さは男性ほどは感じないと思われる。


東京や大阪、京都などを中心に、カフェ風のカプセルや「おっさん臭さ」を排除したカプセルが増えている。

カプセルが霊安室の棺おけスタイルで並んでいたのは昔の話で、最近は広い間取りで快適さを重視した店が多い。

サラリーマンが終電に乗り遅れて寝るところから、女性や観光客が快適に宿泊する場所への変化を取り入れている。



海外でもカプセルホテル市場が誕生

海外にもカプセルホテルが存在するが「簡易宿所」という法律がないので、個別に鍵をかけたりその国の法律に従う必要がある。

アジアでは本物のカプセルホテルも存在するが、欧米圏ではカプセルと言いながらも狭いホテル風の作りになっている。

米経済誌のフォーブスによると世界でも続々とカプセルホテルが建設されていて、市場規模は2億ドル(約205億円)を上回っている。


最近の旅行者は贅沢よりも必要な最小限の機能を持つ、低コストな宿泊施設を求めていて、需要とうまく合致している。

同じ場所なら料金は周辺のホテルの半額か3分の1で、設備はホテルよりそれほど劣らない。

欧米ではミニマリズム(最小限の空間や物質で暮らすこと)の一種と受け取られている。


欠点は狭さよりもむしろ音で、隣りの住人が騒々しければ快適さは大幅に損なわれる。

外国人観光客の中には「おもしろそうだから」という理由で簡易宿所やカプセルホテルに泊まる人が居て、数泊程度なら好評なようです。

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