GMとフォードのラインナップはヘビー級の車種が並ぶ
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画像引用:http://www.industryweek.com/sites/industryweek.com/files/styles/article_featured_standard/public/121517-Ford-F150-pickup-truck-BillPugliano2.jpg?itok=bDG1FKKo



アメリカの自動車市場は大型化

米自動車販売はトランプ政権の保護政策など激動の時代を迎えているが、アメリカの国産車の居場所は狭くなっている。

先日フォードはアメリカ国内でセダンの販売をやめ、小型車の生産からも撤退すると発表していました。

中国やメキシコなどで生産はするものの、もはやアメリカで小型乗用車が生産されることはないでしょう。

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GMも国内では利益が大きい大型車に集中し、小型車はコストが安い国で生産する方法に移行している。

「選択と集中」によって利益が出る事業だけを残すのは、米企業のセオリーとされています。

一方の日本車はまだセダンに可能性を見出していて、トヨタはアメリカで新型カローラを発表しました。


発表されたカローラは日本でいう3ナンバーで、中心グレードの「SE」は230万円以上というものでした。

トヨタもまた、アメリカで低価格の小型4ドアセダンは今後難しいと考えている。

ではアメリカで何が売れているかというとSUV、日本でいうトヨタ C-HR、ホンダ ヴェゼル、マツダ CXのようなタイプでした。


ただしアメリカでは大型車が好まれ、年間最多販売車はフォードF150というピックアップトラックでした。

F150の売れ筋はエンジンが3.5Lから5L以上、車体重量は3トン、燃費は6km/L以下ととても不経済です。

だが原油価格低下によってガソリン価格も値下がりし、アメリカ人は再び大型車に乗り始めました。



大型車に集中する米自動車メーカー

アメリカの税制では商用車は優遇されていて、3トン超のピックアップは「商用小型車」になっています。

確かに30トンや50トンのトラックに比べれば軽量で燃費も悪くない。

フォードFシリーズに対抗するのはGMのシボレー・シルバラードで6LV8エンジンで燃費は5km/L程度でしょう。


アメリカのガソリン価格は日本の半額程度で、リッターあたり50円から80円というところです。

5km/Lの車を月1000キロ走行したら燃料代は1万4000円ほどになるが、気にしない人が多い。

大型車が売れている一方で低燃費を謳ったエコカーや小型車ははあまり売れず、カローラ高級化はこの辺りに原因がありそうです。


フォードとGMは利益が出るピックアップトラックとSUVをより大型化し、より儲かる車を増やそうとしている。

小型ピックアップ(3トン程度)より大きい中型ピックアップも商用車として人気で、ここでもGMとフォードが競争している、

経済誌によるとGMとフォードの利益の大半は、こうしたピックアップとSUVが稼ぎ出している。


GMはシビックやアクアのような小型車「シボレー・ソニック」を生産していたが、小型車は利益が出ないので撤退してしまった。

米ビッグ3のラインナップの大半を、利益が大きい大型車が占めるようになったが、いつか来た道という気がする。

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