建物は驚くほど豪華だが、運営には首を傾げる道の駅もある(道の駅かつらぎ)
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画像引用:https://stat.ameba.jp/user_images/20161112/15/nstyleinterior/af/45/j/o0960054013796033684.jpg



がっかり駅はなぜ存在する?

道の駅は1993年に山口、岐阜、栃木のの12か所で実験的に始まり、好評を得て1145ヶ所に拡大している。

増加しつづける一方で、3割の道の駅は赤字経営で、黒字の道の駅も自治体の支援を受けているとされている。

自治体は国から補助金を得られるのと地域振興、観光客誘致などの目的で、採算性にはそれほどこだわっていない。

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道の駅を建設すると建設費として国や自治体から10億円単位の補助金が出て、建物がものすごく立派なのが多い。

広大な敷地に豪華な建物があり、その中では特色ある特産物を販売したり、休憩施設などが充実し賑わっている施設がある。

年間100万人以上を集客してかなりの利益を挙げる道の駅がある一方で、建物だけ立派で中身はない道の駅もある。


広大な敷地に立派な看板、大きな建物があるが、営業しているのは特徴のない店舗という「がっかり駅」も多い。

道の駅には公共施設という役割があり、高速道路のサービスエリアのように、休憩所や道路案内所、観光案内所を兼ねている。

地元の商品を販売したり紹介する商業施設としての機能もあり、責任があいまいになりやすい。


例えば開業した道の駅が赤字でも、公共施設なのですぐ閉鎖されることはなく、10年くらいは赤字でも営業を続ける。

赤字が蓄積されても、地元の物産を紹介する機能などが必要とされ、そのまま営業を続ける場合が多い。

蓄積された赤字は最終的に自治体が負担することになり、住民が税金などで支払っている。


これがかなりの「がっかり駅」の実態で、1045駅の3割は赤字だといわれています。



無責任になりがちな道の駅経営

道の駅では地域の特産物を販売している場合が多いが、ダメな駅では品質が良くないものを高額で販売し、しかも品揃えが少ない。

多くの道の駅には観光シーズンには多くの来店があるが、オフシーズンは閑古鳥で赤字という例が多い。

1年を通算して黒字にするためには、真冬にも集客できる何かが必要だが、すべての駅が成功しているわけではない。


成功している道の駅の共通点として挙げられるのは、地元の人が普段の買い物をしている点で、低価格で高品質な証明でもある。

道の駅を一目見て、地元の買い物客が居るようなら立ち寄る価値あり、出入り業者しか居ないようならトイレだけ利用すれば良いかもしれない。

「観光客向けに」価格が高い名物を置いても地元の人は見向きもしないので、一番厳しい客だといえる。


道の駅を成功させて地域の特産品を売ろうと真剣な人達がいる一方で、補助金をもらうのが目当ての人達もいる。

用地買収や建物の建設で利益を得るのが目的だった道の駅は、完成したら放置されるので衰退する。

道の駅を見ればその地域の政治とか問題点、人々のやる気の有る無しまで分かってしまう。


国や自治体からかなりの優遇措置や支援を受けていて、なおかつ3割の道の駅が赤字という事は、純粋に民営化したら半分が赤字の可能性がある。

原因は公共性と営利事業がゴッチャになっているので、どうしても「儲けが目的ではない」などの言い訳が通用してしまう。

そろそろ道の駅も、勝者と敗者がはっきりと別れ、適者生存の時代に移行するべきではないだろうか。

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