勝つ喜びより負ける苦痛は遥かに大きいので、勝率を上げて苦痛を避けようとする
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画像引用:https://moneyzine.jp/static/images/article/187037/01.gif



勝率9割でも負ける投資家とは

個人投資家の投資では、意外にも負ける人は勝率が高く、継続して利益を出す人は勝率が低いといわれている。

一見逆のようだが、トータルで負けてしまう人は勝率を見ると6割から9割も勝っている。

種あかしは負けている投資家ほど負けることへの恐怖心が強いので、「決して負けまい」とします。

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その結果損きりが出来ず、含み損に耐えて小額の利益が出たときに決済するので、やたらと勝率が高いのです。

行動心理学では投資家の恐怖心が損切りをできなくすると分析しています。

投資では勝った時の喜びより、小額でも負けた心の痛みがはるかに大きく、両者はまったく釣りあいません。


この結果投資家は勝った喜びなどすぐに忘れ、負ける心の痛みをなるべく避けようとします。

小さな損切りであっても、心の痛みは10倍の利益出しても打ち消せないほど強いので、損切りしたくないと思うのです。

我慢すれば9割のケースでは相場は回復するので、心の痛みやプライドが傷つくのを避けられます。


だが1割のケースでは相場は回復せず損失が拡大し、大敗を喫してしまいます、

こうして勝率9割なのにトータルでは投資で負けている個人投資家が多いのです。



勝つ投資家は普通の人ではない?

日本語では高い勝率を追及して大きく負けるのを「こつこつドカン」と分かりやすく表現されています。

勝つことはどんな勝負事でも正しいとされ、投資でも正しのですが、実は投資の勝率には意味がないのです。

重要なのは負けを含めたトータルで、勝率を上回る利益を出し続けることで、高すぎる勝率は疑うべきです。


例えば勝率10%でも1回の勝利で10倍にする人はそれでチャラであり、10回に一度でも10倍以上に増やせば利益がでます。

反対に勝率90%でも平均して1割も利益が出ず、1回の負けで10回分の利益を負けたら、トータルでは負けになります。

負ける個人投資家のほとんどは勝率が6割以上で、1回の負けが多いのです。


逆に継続的に勝ち続けている投資家の多くは、勝率は5割程度で、2回に1回は負けていると言われています。

行動心理学では「負ける苦痛は勝つ喜びの数倍大きい」ので、普通の人は勝率5割の状況に耐えられません。

心の安心を得るために、無理やり勝率を上げに行くのが人間の心理だが、そうすると負けやすくなります。


普通の人は安心を得るために、利益は伸ばさずすぐに確定し、損失は損切りしたくないために、我慢して回復を待ちます。

勝っている人の多くはこれと反対に、損失は早く切ってしまい、利益は決済を我慢して大きく伸ばします。

理屈では分かっていても、人間の心理としては、中々できないと思います。

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