しまむらのネット展開は遅かった
19261_2_101
画像引用:https://ecnomikata.com/ecnews/images/19261_2_101.png



しまむらが「ZOZOTOWN」に出店

衣料品の「しまむら」がECサイトの「ZOZOTOWN」に初のオンラインショップをオープンすると発表しました。

多くのショップがオンライン展開するなかで、意外にもしまむらは今までネット展開していませんでした。

株主や市場関係者からは、歓迎するより「遅きに失した」のではないかという声が聞かれている。

スポンサー リンク

本来なら発表を受けて株価は上昇するはずだが、1年前に1万6,000円だった株価は9000円まで下げている。

オンラインショップは7月9日オープンで、プライベートブランドの「CLOSSHIシリーズ」などを販売する。

株価の急落は皮肉にもネットの影響で、同業のユニクロやイオン系サイト、最近カジュアル服が充実しているワークマンもオンラインで成功している。


今では店舗に出かけなくても、低価格商品をネットで買って自宅まで配達してくれるので、しまむらの経営は悪化している。

しまむらはユニクロと違い、自社で大量生産するのではなく、他社で少量生産した物を安く仕入れて販売していました。

仕入れが不安定なのでネットで大量販売できず、その時仕入れた商品を店頭で売っていた。


デフレ時代にはこれが若い女性に受けて、安くて良い物を雑多な商品から探す人が多かった。

だがデフレ不況はいぜんほどでは無くなり、店に行かずともネットで様々な商品を検索できるようになった。

しまむらはビジネスモデル転換が遅れてネット販売ができず、ようやく自社ブランドで販売できるようになったが、既に周回遅れの気配になっている。



女性の行動パターンに変化

カジュアル衣料5社はユニクロ、ユナイテッドアローズ、ライトオン、マックハウスでしまむらは入っていない。

しまむらは郊外のロードサイドに大型店1400店を持ち、ユニクロと競っていたが、ネットで購入する人が増えた。

ユニクロは海外に出店攻勢をかけて国内店舗を補っているが、しまむらは後手後手に回っている。


以前はファッション雑誌を見た女性が、近くの店舗に同じような服を買いに行ったが、その流れが消えている。

ファッション雑誌は売れなくなりネットでファッション情報を得て、広告をクリックしてそのままネットで購入してしまう。

注文した商品は自宅に配達されるので、女性達は「雑誌を買い、店に買いに行く」ような行動をしなくなった。


しまむらのPB商品は低価格中心なので、軌道に乗るまでは赤字と見られ、ネット進出が10年遅れたツケは、簡単には取り返せない。

最近はセールを連発して来店客数は確保しているが、その分客単価は安くなってしまった。

しまむらが独自ブランドとしての価値を確立するのは、もう暫く時間がかかる。

スポンサー リンク