長期投資の最後の年に大きく下げたら損失で終わる
上昇局面で利益を確定し、下落に備える必要がある
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画像引用:http://www.smbcnikko.co.jp/products/inv/recommend/sp_11/img/index_img_002.gif



長期投資は絶対確実ではない

短期投資と長期投資のどちらが有利かの議論で、長期投資なら絶対に勝てるという主張があります。

一時期デイトレが流行ったが、反動なのか今度は皆で長期投資を推奨し、絶対に損をしないという人も居る。

果たして短期投資に比べて長期投資は有利だったり、絶対安心だったりするかは、大いに疑問です。

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短期でも長期でも同じ銘柄に同じように投資したら、同じようにリスクが存在します。

むしろ長期間になれば予想される変動幅も拡大し、最大リスクも大きくなるでしょう。

その日のうちに決済するデイトレなら最大でも1割の増減と予測できるが、1年や数年なら2倍や半分になりかねません。


2倍儲かるかも知れないが半分になるかも知れないのが長期投資で、必ずしも安全ではない。

例えば20年の長期投資をしたとして、最後の1年がリーマンショックだったら、大きな損失を被るでしょう。

それまで順調だったとしても最後の最後で逆転され、大敗に終わる可能性もあります。


もっともこれは短期投資だって同じで、それまで儲かっていても、ある日大敗を喫した人は大勢います。



長期投資が有利なのは手数料

長期投資が短期投資より明確に有利な点として、証券会社などに支払う手数料が最小化されるのが挙げられます。

デイトレードで1日一往復のトレードをすると年200回、10年間では2000回になり、一回0.1%の手数料としても200%も取られます。

もし投資家が平凡なトレーダーで、10年間で300%の利益を挙げられなければ、元本割れになってしまいます。


対する長期投資では仮に年1回の投資組み換えをするとして、同じく0.1%の手数料なら10年間で1%引かれるだけです。

長期投資家が平凡なトレーダーだったとしても10年で1%利益を出せば、少なくともプラマイゼロ以上です。

このように短期投資で手数料を上回る利益を出すには、投資家はスーパートレーダーでなくてはならず、平凡だったら大敗します。


長期投資では年数パーセントの利益しか出せない平凡な投資家だったとしても、かなりの確率で勝つことができます。

手数料を極小に抑えられることは、長期投資の最大のメリットと言えるでしょう。

この恩恵を最大限生かすには、なるべく手数料が少ない投資対象で、投資対象を頻繁に見直さなくても良いものが有利になる。


具体的に言えば手数料などの合計が0.5%を下回るような投資信託なら、長期的に利益が出る確率は高い。

国内株式、外国株式、国内債券、外国債券のように組み合わせると、それぞれが異なる値動きをしてリスクを分散する。

個別銘柄の株式や外国為替、商品先物などは長期投資としては難しいでしょう。


むろんその人が人並み以上の投資能力なら、デイトレで毎日取引して利益を上げるのの否定しない。

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