世界全体に分散投資すると年3%必ず儲かる(GPIF運用状況)
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画像引用:http://www.gpif.go.jp/operation/state/



神様の岐路

投資の神様とも呼ばれ多くの投資家の手本になってきたバフェットの投資方法が振るわない。

バフェットが経営するファンド・バークシャーハサウェイは利益を出し続けているし、彼自身の資産も増え続けている。

だがバフェットが最初の資産を築いた投資方法は、今では通用しにくくなっていると指摘されている。

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バフェットは新聞配達で貯めたお金で11歳の時に初めて株を買い、以来ほとんど負けたことがないと言われている。

最初の投資からバフェットは必ず自分で銘柄を選び、割安な株を見つけては買って値上がりを待った。

バリュー投資法と呼ばれる手法で、本当の価値より50%安ければ必ず2倍に値上がりするような、元は単純な理論に基づいている。


バフェットが買った株はバフェット銘柄と呼ばれるが、コカ・コーラ・ディズニー、マクドナルドなどいずれも大化けし資産を築いた。

バフェットは個人で株を買うのをやめてファンド経営者に転向し、5兆円以上に個人資産を増やした。

バークシャーハサウェイはバリュー投資法だけでなく、ゴールドマンサックスのような広範囲な投資をしている。


通用しなくなっているのはバフェットが提唱してきたバリュー投資法で、割安な銘柄がなくなってきている。

投資が高度化し今ではコカ・コーラのように「絶対に値上がり確実だが格安の株」は存在しなくなってしまった。

この15年ほどはITブームで買いさえすれば儲かるときもあったが、蒸気機関や石油ブームの時に似ている。



選択と集中が困難になった

蒸気機関が広まった時、永遠に発展するように見えたのだが、ある日石炭の時代は終わってしまった。

石油で動くエンジンが広まった時も同じだったが、永遠には続かなかった。

今IT企業は「ITの成長は永遠に続く」と言っているが、そういう事は起こらない。


ただITやAIが投資に与えた影響は大きく、全ての企業の業績は瞬時に分析され、株価が適正化されるようになった。

もはや「業績は絶好調なのに誰も買おうとしない株」は存在していない。

将来性がある企業はすでにAIや投資家の目に留まって適正価格になっていて、どんな株も割安ではなくなった。


それでも極めて小規模だが将来性が高い企業を見つける人は居るが、それはもう個人の才能で普通の人は真似できない。

こういう時代だとバフェット流の選択と集中よりも、広範囲に平均化したほうが利益を得やすい。

近年の世界経済の成長率は3.5%ほどなので、全世界に平均して投資したらノーリスクで3.5%得られます。



世界全体に分散する投資法が台頭

手数料を引かれても年3%必ず儲かるなら、あえてリスクを取る必要は少ない。

世界経済がリーマンショックのような経済危機になれば全世界もマイナスになるが、個別株を買うより遥かにダメージが小さい。

大手企業がバタバタ倒産する時でも、世界経済はせいぜい1%マイナスになるだけです。


大恐慌でも絶対に負けないのなら思い切った投資が可能で、資産を年3%増やすことができる。

例えば100万円が30年間複利3%で増え続けると約2.4倍の242万7千円になります。

バフェットならこの間に資産を1000倍に増やせるかも知れないが、個別株の売買で生涯に勝つのは10%以下です。


リスクの小ささに比べてリターンが大きく、どちらが割に合うかを考えたら世界全体に平均して投資する方でしょう。

そしてまさにこういう考えで運用しているのが年金運用のGPIFで、150兆円程度を運用して約17年間で66兆円の利益を出しました。

収益率は3.18%で、世界経済の成長率-手数料程度の利益を出している。

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