連日の最高値更新に沸くNY証券市場
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画像引用:https://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20180920&t=2&i=1306523698&w=1200&r=LYNXNPEE8J29M



ダウ史上最高値で混乱する専門家

専門家はアメリカ経済の将来に悪い予想をしているが、反対にアメリカの株価は絶好調になっている。

9月21日のNYダウ平均株価は史上最高値を2日連続で更新し、2万6765ドルとなった。

この週はリーマンショックから10年目で多くの経済メディアは「危機の再来」を特集していた。

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経済専門家やエコノミストのほとんどは第二の経済ショックを予言して見せたが、株価は正反対に動いた。

2007年10月に1万4,280ドルを付けていたダウ平均は、2009年3月に6,440ドルの最安値をつけた。

この時多くの専門家は「ドルはなくなりアメリカは消滅する」と予言したが、この時を境に上昇が始まった。


現在の株価は2009年の4倍になっていて、まさに「専門家の逆張りで儲かる」典型でした。

トランプ政権はアメリカの貿易赤字を問題視して中国に制裁関税を課し、中国側も報復関税をかけている。

専門家の予想では貿易の縮小でアメリカ経済は打撃を受けるはずだが、なぜそうならないのでしょうか?



アメリカは米中対立でダメージを受けない

ひとつにはアメリカの対中貿易と中国の対米貿易額が違いすぎるからで、アメリカは中国から5000億ドルも輸入している。

中国はアメリカから1300億ドルしか輸入していないので、たがいに関税をかけあったら中国は4倍打撃を受ける。

加えて中国のGDPはアメリカの3分の2なので、中国側のダメージはアメリカの6倍です。


アメリカは中国の6分の1しか痛みがなく、中国からの輸入を他の新興国に振り替えることもできます。

iPhoneの部品を中国で製造しているからアメリカの打撃だと専門家は言うが、そんなものはメキシコやベトナムでも作れる。

対する中国はアメリカに輸出していた分を他の国に輸出することはできないので、ダメージを軽減できない。


長期的に見るとアメリカのダメージは中国に輸出していた1300億ドルだけなのに対し、中国のダメージは5000億ドル以上になる。

アメリカの同盟国が歩調を合わせて中国からの輸入を制限するからで、1兆ドルの輸出減も予想される。

つまりアメリカにとっての米中貿易対立は、あまり痛くないしダメージもないのです。



専門家は投資の”逆”神様

投資のジンクスとして「専門家が悲観的なら上昇し、楽観的なら暴落する」という法則性があります。

専門家が悲観的なのは彼らの顧客の投資家全員が株を売ったからで、もう売る人がいなくなって上昇し始めます。

逆に専門家が楽観的なのは顧客が買っているからで、全員が買ったら株価はそれ以上上がりません。


ダウが最高値を更新した理由は「専門家の暴落予想」そのものに原因があるでしょう。

もっとダウが上昇したら専門家は「アメリカ経済は将来性高い」などと言い始めるはずで、その時にダウは暴落します。

これは投資家全員が株を買い終わって「上がってほしい」と思っているからで、専門家は客の機嫌を取るために話を合わせます。


アメリカ経済はバブルだと指摘する専門家が多いですが、バブルが「いつまで続くか」の方が重要です。

専門家の多くがが暴落すると予言している間は、ダウはまだ上昇し続けると考えます。

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