最近のイーロンマスクは異常な言動が目立っている
TRW
画像引用:https://www.hindustantimes.com/rf/image_size_960x540/HT/p2/2018/09/08/Pictures/trading-slide-stocks-floor-lifts-treasuries-nyse_b255d15e-b30c-11e8-a206-120fd6da8a0d.jpg



イーロンマスク包囲網 退陣要求強まる

米EVメーカーテスラは米証券取引委員会(SEC)から提訴され、和解も拒否したと報道されています。(その後29日に米証券取引委員会(SEC)と和解したと報道された。CEOに留まるとも報道されている)

事件は8月7日、マスクがツイッターに「1株当たり420ドルでテスラの株式を非公開化する」と書き込んだことで起こった。

この時点では何も決まっておらず、出資するとされていたサウジ政府系ファンドは出資を否定した。

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7月30日に230ドルだった株価は8月7日に379ドルに急騰し、9月7日に263ドルまで下がった。

「420ドルで買い取る」のを信じてテスラ株を購入した人は3割も値下がりしたことになる。

米証券取引委員会(SEC)は株価操作の疑いで捜査を開始し、マスクが2年間経営に関与しないことを求めた。


当然CEOは辞職し重役にもとどまることはできないので、保有する株式を眺めるだけになる。

テスラは経営者イーロンマスクのタレント性によって資金調達し、不可能を可能にしてきた。

一種の宗教の教祖のような面があり、信者は冷静な採算性を考えずに「お布施」をしてきた。


日本の宗教団体の金満ぶりや過去の事例を思い起こせば、不合理な投資家は信者なのだとわかる。



教祖が居なくなったテスラはどうなる?

マスクがツイッターでウソの資金調達を書き込まざるを得なかったのは、テスラが資金不足だったからでした。

決算によるとテスラ社は四半期(3か月)ごとに1000億円の現金を消費していて、お金を生み出せていない。

テスラの新型車モデル3は目標の週5000台生産を達成したが、生産するのにもお金がかかっている。


既存の工場の既存の設備で生産している既存メーカーと違い、テスラは初めての生産なので新しい工場を建てる所から始まる。

生産を続ければ利益が出るが、増産するたびに数千億円単位のお金が出ていくので今は儲かっていない。

年間4000億円のペースで現金を使っているが、残り資金は3000億円しかない。


加えて来年春には11億ドル(1200億円)の社債償還期限を迎え、新たな出資を必要としていた。

そこで出てきたのがサウジが出資してテスラの公開株を買い取り、同時に運営資金も出すというプランでした。

だがサウジ側は失敗すれば1兆円単位の損失となる投資はリスクが大きいとして、結局破談になりました。


ツイッター騒動によって新たな出資者が現れる状況ではなくなり、マスクの選択肢は狭まっている。

銀行や企業や投資家はテスラへの融資や投資の条件として、イーロンマスク退陣を要求している。

新型車の開発資金や工場の建設、設備投資にテスラは今後2年間で1兆円以上の資金を集めなくてはならない。


車を売って儲けるのは論外で、たとえ年10万台売って1台100万円の利益を得ても年1千億円に過ぎない。

しかもテスラは現在赤字なので、車を生産しても現金は手元に残らない状況です。

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