ストローをなくせば海がきれいになるという単純さは太陽光信仰に通じるものがある
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画像引用:https://lovely-lovely.net/images/blog/20180522/108.jpg



脱プラスチックで海はきれいにならない

最近プラスチックストローなどを廃止する脱プラスチックが世界的な流行になり、大手チェーンは紙ストローに変えている。

だがストローやプラスチックを廃止すれば環境に良いという乱暴な論理は、事実に反していると指摘されている。

プラスチックをやめてガラスや金属にすると2倍以上のエネルギーが必要でCO2の増加を引き起こす。

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紙ストローの原料は木材だが、木や森は有限でアマゾンの森林を伐採して紙ストローを増産しようとしている。

少し前に日本では太陽光発電ブームがあり、太陽で発電すれば何でも環境に良いという「太陽光原理主義」が跋扈していた。

森林の木を伐採して森を禿山にして「環境にいい」「エコロジーだ」と主張する薄気味悪い連中が大儲けをしていた。


また2017年あたりからEVブームがあり、電気で自動車を動かせば何でも環境に良い、エコロジーだと言い出した。

EVは発電所で発電した電気で充電するので、何で発電しているかで大きく変わります。

あまり知られていないがドイツで最も発電量が多いのは石炭、木材発電(バイオマス)も多く全然エコロジーではない。



環境主義者が環境を悪化させる

中国は2040年代にすべてEVにすると宣言したが、中国でも石炭発電が最大なので、EVが増えるほどCO2が増えて地球環境を悪化させる。

石炭に替わるほどの発電量が得られるのは原子力だけだが、原発を大量に建設するのがエコロジーなんだろうか?

環境主義者の話では原発も環境汚染だと言い、太陽光や風力ですべて発電するとしているが、そんな話はあり得ない。


現実には不可能な事を言ってその場限りの短期的な金儲けをしている「環境主義者」が残念ながら多い。

こうなってしまうのが彼らが理念を優先させて現実の課題を軽視するからで、できないものはできない。

今後20年程度で火力も原子力も使用せず、すべての発電を太陽光と風力で賄うのは絶対に不可能です。


ドイツは以前2050年までに100%自然エネルギーにするとしていたが、80%になり60%に目標を下げた。

それも「エネルギー消費を2008年の半分に減らす」のが前提であり、2008年時点の3割を自然エネルギーにするという意味になる。

日本は2030年に自然エネルギー比率を24%にすると発表し、ドイツの半分以下だと批判されていた。



本質を避けてかっこいい環境運動をする人たち

良く読むとドイツは2050年、日本は2030年で20年の時間差があり、しかも日本は消費電力同じ、ドイツは半減と計算している。

どうしてドイツは消費電力が半分になり、しかも2050年という遠い未来の目標になっているのだろうか?

その理由はおそらく実現不可能だから、遠い将来の事にして話をごまかしている。


脱プラスチックに話を戻すと、プラスチックが海洋汚染しているのは海にゴミを流しているからで、ゴミ処理の問題です。

プラスチック以外のゴミも大量に海に放出しているのに、どうして「プラスチックだけ」しかもストローだけになるんでしょうか。

日本一汚い川で知られる大阪の大和川、東京の綾瀬川、中川などは未処理のゴミが大量に捨てられている。


河口はごみ溜めと化していて、大阪湾や東京湾に蓄積され太平洋や瀬戸内海も汚染している。

日本海では中国や韓国が放出したゴミが大量に漂っていて、丸太などに当たって漁船が被害を受ける事もある。

まずゴミを川に流さないという国際的な規制と罰則が必要なのに、2段階飛び越えて「ストローを禁止すると海がきれいになる」という話になっている。

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