「しまむら」は自社製造してこなかったので独自ブランドが薄い
shimamura
画像引用:https://www.luciole.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/shimamura.jpg



しまむらはなぜ失速したか

10年ほど前のデフレ時代に「ユニクロ」「しまむら」と並び称される人気だったが、しまむらの凋落が続いています。

一方のユニクロは海外進出で成功し今や世界プレイヤーになったのに、しまむらは国内存続すら危ぶまれている。

両社の差は海外出店以外にも、ユニクロは同じものを大量生産大量販売する資本主義の基本に忠実だった。

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しまむらは自社で生産せず、少量多品種生産した社外品を買い取って販売していた。

デフレ不況期にはしまむらの方がうまく行き、しまむらで服を探す「しまらー」も出現した。

だがデフレが終わると買い叩いた服を安く売るバッタ屋的な売り方ができなくなり、行き詰まっている。


同じようなビジネスに100均があり、ダイソーも最初は不況期に買い叩いた商品を100円で売っていた。

その後100円均一向けに開発した商品に転換して、安いのに品質が良いと評判になり現在に至っている。

結局下請けに赤字で製造させて買い叩くモデルが続くはずがなく、しまむらは転換の時期を見誤った。


ユニクロは最初から自社ブランド向けに海外生産していて、デフレが終わっても対応できた。



独自ブランドが育たない

しまむらはデフレが終わってから、商品数を3割減らし少量多品種から大量生産大量販売に切り替えようとしている。

また低価格の他店に対抗するため値引き販売を強化したが、魅力のある商品が減り同じようなチープな商品が増えた。

またバッタ屋商法をしてきたので仕入れてみるまで何を仕入れるか分からず、ネット対応はほとんど進んでいない。


ユニクロ系GU(ジーユー)が安売り対抗しきたり、最近では作業服のワークマンが驚異的な安さと機能性で台頭している。

ワークマンは男性作業服店だったが、「汗がすぐ乾くシャツ」など機能性に優れ、価格が安いので低価格衣料として人気が出ている。

今後は女性向けの商品を増やすとしているので、しまむらが得意とする分野と競合する。


ワークマンもユニクロと同じく中国やベトナム、ミャンマーなどコストが安い国で大量生産して大量販売している。

一方しまむらは500社以上から仕入れていて、独自の生産拠点のようなものを持っていなかった。

生産の弱さを他社に付け込まれていて、売れる商品を仕入れられるかは納入業者次第になる。


ブランド展開しようにも独自商品を製造していなかったので(現在は独自商品もある)、「しまむら」としてブランド展開しようがなかった。

問題の根は深いので、すぐには解決できそうにない。

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