有名観光地に観光客が集中した結果、耐えがたい混雑になっている
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画像引用:https://img.recordchina.co.jp/thumbs/m720/201708/20170830-052107386.jpg



オーバーツーリズムが顕著に

訪日観光客が年々増え続け、2017年は2869万人もの人が訪れ、2018年は3000万人が確実と思われていました。

だが地震や台風など災害があいつぎ、7月から9月まで史上最悪の猛暑などがありブレーキがかかっている。

猛暑の中でも8月の訪日外国人数は8月として過去最高の257万7800人を記録しました。

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9月の全国統計は出ていないが、地震と停電があった北海道への訪日客は前年比28%減でした。

全国的にも5月までは前年比2桁増だったのに、6月から1桁増になり、8月は4%増にとどまった。

9月はマイナスだった可能性が高く、今後災害の影響でしばらく前年比マイナスが続くかも知れません。


こうした中で目立ってきたのがオーバーツーリズム(過剰観光客)で、受け入れ可能な人数以上の観光客が押し寄せて対応不能になることです。

たとえばイタリアのトレヴィの泉では、増え続ける観光客に対処するため、広場そのものをステージ状にしてしまった。

その結果景観が損なわれたうえさらに大勢の観光客が押し寄せて、批判も起きている。


最近フランスやスウェーデンで外国人観光客と地元のトラブルが起きたが、これも要は過剰な観光客を受け入れた問題でした。

京都の有名な寺では増えすぎた観光客をさばくため、「立ち止まらず記念写真を撮らないように」警備員が誘導しているが、そういう所だっただろうか。


トレヴィの泉や京都の寺では、立ち止まらず前に進むよう警備員が誘導する
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画像引用:https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_pict/29/24/79/650x_29247986.jpg


政府は人数が増えれば良いのか

2018年の地震や台風や大雨、それにともなう停電や交通機関停止で多くの訪日客が巻き込まれた。

災害時の観光客への誘導や救助はまったく想定されていなかったのが分かり、各地の避難所に収容された。

関西空港は機能停止し、停電で放送できないという理由でアナウンスや誘導はほとんど行われなかった。


これらも受け入れ準備がないのに過剰な観光客を詰め込んだ結果起きたので、オーバーツーリズムが引き起こしたと言える。

政府は訪日外国人が増えたのを成果として誇示し、4000万人に増やすのを目標にしている。

だが10年前に1000万人に満たなかった外国人が3倍に増え、さらに4倍に増やすのは大きな問題を引き起こすでしょう。


問題を大きくしているのは京都のような一部の有名観光地に外国人が集中していることで、トレヴィの泉のようになってしまっている。

SNSや観光サイトを見て写真写りが良い場所に行くので、多くの人が狭い範囲に集中する。

通りをひとつ挟んだ反対側は閑散としていて、せいぜい民泊など宿泊地として利用されるだけです。


外国人が求めているような絶景や自然の景観、田舎の風景はむしろ観光地ではない場所にあるが、そこには誰も行かない。

京都なら市街地の有名な観光地、奈良でも市街地の有名な場所にだけ行くが、誰も行かない山間地のほうがはるかに景観が良い。

問題が悪化するだけなので「訪日客を増やせば政権の手柄」という発想はそろそろやめてほしい。

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