カード会社は金利を最大化するため毎月の返済額を最小にし、長期間借りさせる。
利用者側には毎月の支払額が最小になるメリットがある
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画像引用:三井住友カードhttps://www.smbc-card.com/mem/revo/responsive/img/revo21_pict_01.png



リボ払いの金利は高いか

クレジットカードのリボルビング払いについては「金利が高い」「損をする」という指摘が良くなされています。

印象としてそうなのだが実際にはリボルビング払いだから金利が高いなどはなく、分割払いと同じです。

法定金利は10万円まで20%、100万円まで18%、100万円以上は15%までと決められていて、リボ払いでも同じです。


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ほとんどのクレジットカード会社の金利は今16%前後のはずで、分割払いでもリボ払いでもまったく同じです。

ただカード会社によってはリボ払い手数料を取ったり、リボ金利が0.数%高いが、1%も違うことは少ない。

ではどうして利用者は「金利が高い」と感じるかというと、言葉通り金利を多く支払っているからです。


謎々のようですが、100万円借りて12回(1年)分割払いだと金利16%で1,087,264円の返済額で、金利分は約8万7千円です。

リボルビング払いで月5万円支払いだと、23か月で総額1,170,818を支払、金利分は約17万円になります。

支払うと残高が減少するので、100万を1年借りたから金利16%で16万円、という様にはなりません。


12回で返済すると金利8万7千円で23回だと金利17万円ですが、比較しにくいのでどちらも23回になるよう計算してみます。

100万円借りてリボ払い月4万9千円だと24回で金利分は174,958円、24回分割払いだと金利分175,099円になります。

端数が少し違うのは計算ソフトの仕様で分割払いの方が、最後の1回の支払金額が多いからで、均等払いなら金利手数料も同じです。



リボ払いにもメリットがある

多くのリボ払いでは現在の利用金額に応じて返済金額が変動し、例えば残債100万円なら月5万、残債10万円なら月5千円のようになります。

これだと100万円借りたらほぼ永遠に返済し終わらないので、長期間借りる分だけ「金利が高くなる」のでした。

どのカード会社でも返済金額の変更はできるはずで、ネットか電話で返済金額を増やせば、返済期間が短くなり金利負担は減ります。


でも手続きが面倒なので多くの人は設定されたままの金額を支払っていて、返済期間が長期化します。

カード会社はなるべく多くの金利収入を得たいので、それにはたくさん借りてもらうか、返済期間を延ばしてもらうかになります。

例えば10万円を借りて1年間で返済してもらうのも、1万円を10年間借りてもらうのも、カード会社の取り分は同じです。


なのでカード会社はなるべく支払いを長期化してもらうように、毎月の返済額をなるべく少なくするのです。

利用者にとっては金利負担が多くなるのだがメリットもあり、一つは毎月の返済額が少ないので家計の調整が楽です。

収入の増減がある職業では、足りない月はカードで借りてリボ払いし、収入が多い月に多く返済すれば楽です。


もう一つの利点は月1000円でも返済履歴が残ることで、遅延しなければ信用が高まります。

俗に「ブラックリスト」と呼ばれる金融機関の個人信用情報がありますが、裏返すとホワイトリストでもあります。

過去数年間毎月返済しているのを業者は知っているので、住宅ローンや自動車ローン、事業ローンなどの借入で有利になります。


リボ払いは確かに金利が損ですがメリットが無いわけではないので、金額が少なければ気にする必要もないでしょう。

リボ破産というリボルビングのせいで破産したという人が居ますが、その人は「借金しすぎた」のでリボルビングだから破産したわけではないです。

仮に同じ金額を分割払いで借りていたら、もっと早く破産していたはずです。

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