拠点バイエルンで大敗したCSUは連立離脱するかも知れない
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画像引用:http://www3.pictures.zimbio.com/gi/CDU+CSU+Faction+Meets+Bavarian+Elections+Loom+IZ-iJ2beHwhx.jpg



地方選挙でメルケル政権が大敗

ドイツで14日に行われたバイエルン州議会選で、メルケル政権と連立を組む中道右派・キリスト教社会同盟(CSU)が大敗しました。

速報では与党CSUの得票は37.3%で前回2013年の47.7%からかなり下がっている。

CSUは第一党ではあるものの過半数を割り込み、他政党と連立しなければ政権を維持できない。

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この構図は国政選挙でも同じで、2017年9月の総選挙でCDUとCSUの与党連合は41.5%の議席しか取れなかった。

この結果連立政党のキリスト教社会同盟(CSU)が離脱して新たな連立相手がなかなか決まらなかった。

正式に連立政権が発足し組閣したのは翌年3月で、組閣後もCDUとCSUは移民政策で対立している。


結局CSUは連立に留まって社会民主党(SPD)も加わって全議席(709議席)の56%を占めている。

メルケルのCDUは移民受け入れに積極的で連立相手のCSUは消極的、CSU党首のゼーホーファー内相は路線対立から辞任を匂わせていた。

連立政権のトップである党首が閣僚を辞任したら連立は解消され、再び連立相手を探す必要が生じる。



ドイツには「右か左か」しかない

ゼーホーファー内相が党首のCSUは今回議会選挙が実施されたバイエルン州を基盤としており、連立は支持者から完全に否定された。

バイエルン州選挙ではメルケルのCDUも得票率9.7%と惨敗し、連立与党を合計しても47%なので過半数に達しない。

ドイツ国政議会では得票率5%に満たない政党は議席ゼロなので、少数政党に不利で大政党や中規模政党に有利になっている。


連立相手のCSUは支持率急降下に危機感をもち、移民への強硬姿勢を打ち出したが、これで穏健派がより左派的な「緑の党」などに流れた。

政権の極端な移民優遇は保守層を離反させ、それではと移民批判をしたら左派も離反してしまった。

ドイツの政党のややこしさはいわゆる左派がずっと政権を握っている与党で、右派は今まで議席ゼロだったが2017年の総選挙で97議席を獲得した。


中道派はメルケルのCDUだがメルケル自身は旧ソ連圏の東ドイツ出身で、穏健な左派政党といったところです。

2015年ごろの移民騒動で左派政党支持が急速に減少し、右派政党が誕生し政治が不安定化している。

今のところ日本の自民党のように網羅的な保守政党はなく、有権者には「右か左か」という極端な選択肢しかない。

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