国連によると中国のモバイル決済率は「12%」です(2017年報告書)
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画像引用:http://www.max-support.co.jp/business/images/graph_mobile01.jpg



中国の現金決済は30%

政府は日本のキャッシュレス率が先進国最低だとして、キャッシュレス化を進めるべきとしています。

キャッシュレス先進国として例に挙げられるのは中国、韓国、北欧、アメリカなどで特に中国は進んでいると言われています。

日銀は以前「中国のキャッシュレス決済比率は98%」というレポートを発表し、この数字が独り歩きしました。

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日本のマスコミは例によって確認せずにコピペを繰り返し、いつのまにか「中国のQR決済比率は98%」という話になった。

新聞やテレビが「中国では現金はまったく使われていない」というので、神話のような絵空事になってしまった。

事実は元ネタの日銀レポートが間違っていて、「中国の都市で”モバイル決済を使ったことがある”と回答した人が98%」だったのでした。


東京駅前で「電子マネーを使ったことがある」と回答した割合が98%だったというような話です。

中国のキャッシュレス決済やQR決済は色々言われているが、2017年4月の国連報告書では現金決済比率が30%と書かれています。

(国連のベター・ザン・キャッシュ・アライアンス(Better Than Cash Alliance )のリポート「Social Networks, E-Commerce Platforms and the Growth of Digital Payment Ecosystems in China - What It Means for Other Countries)


おそらく2016年のデータと思われるがモバイル決済比率は12%、オンライン決済が16%、カード決済は41%だがこれには注意を要する。

中国ではクレジットカードはあまり普及しておらず、カードはデビッドカードのUnion Pay(中国銀聯)が大半です。

2年間でQR決済はさらに増え、その分現金は減ったでしょうが、2018年現在の現金率は30%以下、モバイル決済は15%以上かも知れません。


一方の日本は財務省などが「日本のキャッシュレス率は世界最低」20%、あるいは6%という報道もされている。

これは「現金決済」「キャッシュレス率」「モバイル決済」「非現金決済比率」など言葉や基準がばらばらで計算方法もばらばらだからです。



日本のキャッシュレス決済は「55%」

日本の現金決済率は政府によると2015年に49.5%で、4年間で6.5%も減少していました。

それから3年経っているので同じペースなら2018年現在の現金決済率は45%程度の筈です。

2015年に「現金決済」が49.5%だったので「キャッシュレス決済」は50.5%、現在は55%くらいになっています。


だが日本政府は20%とか18%だと主張していて、非常に大きな乖離がある。

日本政府が「20%以下だ」と主張しているのは小口現金決済つまり個人がお買い物をするときのキャッシュレス比率です。

一方中国や北欧やアメリカは「すべての決済でのキャッシュレス比率」なので数字が食い違うのです。


いくら日本人が現金好きでも、家を買う時に5000枚の1万円札で支払わないし、企業間の支払いで現金は使用しない。

というわけで「日本のキャッシュレス決済は20%以下」「中国は90%以上」はどちらも日本政府がでっち上げた数字です。

実際には日本の現金決済率は約45%、中国は30%程度、なのでキャッシュレス(非現金)は日本55%中国70%程度です。


アメリカとの比較でも日本は個人の買い物決済では現金が多いが、企業間決済を含めればそれほど大差はついていない。

アメリカはクレジットカード払いが多いので、中国と同じくらい買い物で「キャッシュレス決済」されています。

という訳で「中国のキャッシュレス決済が圧倒的に多い」というのはほとんど作り話です。

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