ライト・エレクトリック社の完成予想図、主翼根元に小型モーターとファンを多数内蔵する
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画像引用:https://scdn.line-apps.com/stf/linenews-issue-1223/item-1356444/4de6fe62e8592e2dd33fc818edc45c01ecbab4ec.jpeg



電気飛行機(EA)の開発競争

この数年で電気飛行機についてのニュースを見ることが多くなりました。

最初はラジコン飛行機と同じで電池とモーターを搭載し、プロペラを回して飛行していました。

翼を大きくすれば弱いモーターでも離陸できるので、渡り鳥のようにゆったりと飛行していました。

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ですが最近開発されたり飛行しているものはプロペラでなくジェット機のような形をしていて翼の面積も小さい。

これはエンジンにかなりの出力があり高速で飛行できるのを意味するが、どんな仕組みなのでしょうか。

米国の新興企業「ライト・エレクトリック」は10年以内に本格的な中型電気旅客機を実用化する計画を立てている。


すでに販売先も現れていて、英国の格安航空「イージージェット」などが導入を希望している。

ライト・エレクトリックはボーイングやNASA出身者が設立したベンチャー企業で、試作機の飛行に成功している。

フランスのエアバス、ドイツのシーメンスも開発していて、米英仏独の競争になっている。


開発スピードから考えても10年以内に電気旅客機が欧州路線に投入されるのは間違いないでしょう。

では肝心の電気で飛行させるエンジンの仕組みはどうなっているのでしょうか。



電気飛行機の仕組み

もっとも簡単なものはプロペラ式で、出力が低いためグライダーのように機体は細長く翼が幅広いことが多い。

機体重量を軽くすればかなりの距離を飛行でき、逆に距離が短くていいのなら乗客を乗せることもできる。

次はダクテッドファン式で、外からはジェットエンジンのようにも見えるが、内部でプロペラを回転させています。

プロペラの周囲を筒状に囲うことで、気流が乱れずエネルギー効率が高まるとも言われている。


ナセル(筒)自身が空気抵抗になるため高速飛行できないが、低速の電気飛行機には適している。

最後はハイブリッド式で自動車と同じように燃焼エンジンと電気モーターを併用します。

エアバスが開発しているハイブリッド飛行機では、4基のエンジンの3基はガスタービンエンジンで、1基は2メガワットの電気モーターになる。


別の米企業ではエンジンで充電しながらモーターで飛行する「空飛ぶプリウス」のようなものを開発している。

現状では電池とモーターだけでは数百キロ飛行するのがせいぜいで、長距離飛行には使用できない。

ガスタービンエンジンなどと組み合わせることで、燃料消費を少なくしたりCO2排出量を少なくする長距離旅客機は可能かも知れない。


イージージェットが欧州で投入を計画している電気飛行機は路線距離540km程度、定員約220人と公表されています。

もしこの条件で成功すれば、日本では東京=大阪間や大阪=福岡間などに投入できる可能性がある。

電気飛行機は騒音が非常に小さいの市街地上空や夜間飛行に適していて、意外に需要があるかも知れない。

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