自動ブレーキが探知するのは正面の大きなものだけで、斜め方向や小さい物は探知できない
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画像引用:https://motorcars.jp/wp-content/uploads/2015/12/delivered-hitachi-automotive-systems-a-stereo-camera-that-was-compact-suzuki-hustler20151223-4.jpg



追突に効果があった自動ブレーキ

最近多くの自動車に装備されている自動ブレーキは、正式には衝突被害軽減ブレーキと言います。

その自動ブレーキ装備車と非装備車ではどのくらい事故の際に違うのか、今まで信頼性の高いデータはありませんでした。

国交省などが自動ブレーキのテストをしているものの、現実の道路とかけ離れた試験のため参考にもなりません。

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交通事故総合分析センターは2018年9月3日、四輪車同士の追突事故で自動ブレーキありと無しのデータを公表しました。

データ数は有り無しとも事故件数6000件前後で、誤差は少なく抑えられているとみられます。

分析によると自動ブレーキなし車の事故率は10万台当たり約209件、ありの場合は98.4件だった。


誤差の可能性をふまえると約半数になっていて、自動ブレーキは効果が大きいのがわかった。

だが問題もあり、「追突防止」は自動ブレーキがもっとも得意とする条件で、側面衝突などでは動作しない。

自動ブレーキは前方の障害物をレーダーなどで探知してブレーキを掛けるので、斜め方向の障害物には反応しないからです。


また目標の大きさにも左右され、正面にダンプカーがあれば止まれても、人間>子供>犬>ねことレーダー反射が少ないので難易度が高まり止れなくなります。


自動ブレーキは飛び出しに弱い

もし斜め方向の障害物にも止まるようにすると、電柱やガードレールの横を通るたびに急ブレーキがかかるからです。

この理由で「右直事故」や飛び出し事故など、斜めや側面から衝突する事故には、ほとんど効果がないと推測できます。

先日元アイドルがひき逃げで捕まっていて、自動ブレーキで止まれなかったのかという指摘もありました。


動画(ドライブレコーダー)を見ると交差点で飛び出し気味(自転車の信号が青)に車はやや減速してぶつかっています。

本人がブレーキを踏んだのか直前で自動ブレーキが掛ったのかは分かりませんが、飛び出す歩行者や自転車に自動ブレーキでは止まれません。

同じことはテスラなどの自動運転車にも当てはまり、横方向や斜めから接近するものは避けれません。


もっとも理想的な条件である追突で事故率半減ということは、右直事故や飛び出しではほとんど効果が上がっていないだろうと想像できます。

それでも無い場合より事故が減っているのは確かなので、今後性能向上すれば様々な事故でも効果が上がるかも知れません。

今の時点では追突以外の大半の事故は、人間のドライバーが減速することでしか防げません。

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