QR決済は便利だがカードや電子マネーを捨てるほどでもない
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画像引用:https://binc.jp/wp-content/uploads/2017/09/MG_0656-1.jpg



国がキャッシュレスにしたがる理由

最近世界的にキャッシュレス決済が重要視されて「現金なんかダメだ」という風潮になってきている。

現金がダメな理由、逆に言うとキャッシュレスが優れている点は「低コスト」「金遣いが荒くなる」の2点です。

低コストについては札束やコインを集めて数えて保管して輸送するコストすべてがゼロになる。

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もっともこれは現金の流通をゼロにした場合で、現金とキャッシュレス混合だとあまり効果がないと指摘されています。

「金遣いが荒くなる」は消費が活性化するという美しい言葉で置き換えられています。

人間は現金で支払う場合と比べてカードなどで支払う場合は、1割か2割多く消費するのが分かっています。


行動心理学では、お金を使う罪悪感が現金では非常に大きいのに比べ、カードで後払いだと苦痛や罪の意識が軽くなると説明されます。

最近500万円以上する3ナンバー車に乗っている人が多いが、年収と同額程度の筈です。

札束500万円をドンと積んで「この車ください」と買う人は居ないが、ローンで後払いだと買えます。


自分の年収と同じ500万の札束を使うのはもの凄い苦痛だと思いますが、ローンだと苦痛を感じないのです。

このように現金では慎重に買い物をする人でも、キャッシュレスになるとホイホイ使ってしまうのです。

逆に個人にとってキャッシュレスは「無駄遣い製造機」でしかないので、余計なお世話です。



QR決済は普及しない


中国では現金が使われなくなり98%がキャッシュレス決済になったという偽ニュースが日本で広まりました。

これは日銀が間違った報告書を書いてマスコミが鵜呑みにし、例によって検証も訂正もしないまま「都市伝説」のように広まりました。

国連報告書によると中国のキャッシュレス決済は7割で現金は3割、QRコード決済は12%しか使われていません。(2017年報告)


日本ではどうかというと現金45%でキャッシュレス決済は55%、クレジットカードは約17%でした。

最近増えた電子マネーはようやく7%に達するかというところで、ペイジー(公共料金)が5%以上ありました。

QR決済はほぼゼロで、今後普及する見込みもないと言われています。


なぜ普及しないかというと、使用可能店舗数の増加ペースがとてもゆっくりだからです。

最大のLINE Payでも10万店未満で、楽天ペイはローソン(12,839店舗)で使えるが使用可能店舗数を公表していません。

電子マネーのICOCAは50万店舗以上で駅やバスなど乗り物でも使えます。


そして主要クレジットカートの使用可能店舗数は300万店舗以上とけた違いです。

主要電子マネーは13年から15年で約50万店、クレジットカードは約40年間で300万店を達成しています。

新しい決済手段を使える店舗数を増やすのは、気が遠くなるような時間がかかるのです。


中国ではわずか10年程度で普及したのですが、その理由はほとんどの国民が銀行口座も現金もクレジットカードも持っていないからでした。

彼らには最初から何もなかったのでQR決済に飛びついたが、日本人は既に便利なものを色々持っているので普及速度は極めて遅い。

根本的な理由は日本では現金が便利だからで、道を歩いていて不良に殴られて奪われたりしない。

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