レンズ交換カメラ全体の縮小が止まっていない
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高級カメラ市場の不振

最近レンズ交換式で従来のミラー式一眼レフに替わって、ミラーレスが急速に売り上げを伸ばしている。

一見すると順調な世代交代だが、全体で見ると一眼レフの減少をミラーレスでカバーできていない。

一眼レフの売り上げは半減したのに、ミラーレスはそれを補うほど売れていないという事です。

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コンデジもスマホに食われて縮小しているので、2017年は国内出荷台数は約352万台で、10年前の1111万台の3割になっている。

持ちこたえていた一眼レフカメラも総崩れになり、高級カメラはミラーレスに移行しようとしている。

2017年に初めてミラーレスは価格ベースのシェアで一眼レフを上回り、2018年前半に出荷台数でも上回った。


ミラーレス対応には各社で差があり、レンズ交換式にはフルサイズの35mm一眼と、小型のコンパクトサイズがある。

APS-Cサイズのコンパクト一眼ではオリンパス、キヤノン、ソニー、パナソニックなどがしのぎを削っている。

明暗を分けたのはフルサイズミラーレスで、ソニーは2013年に早くもα7を発売し現在は10機種を販売している。


他社が出遅れた7年間で圧倒的なリードをつくり、フルサイズミラーレスといえばソニーでした。

2018年になってようやく他社も追従し、秋以降にニコンの「Z 7」、キヤノン「EOS R」が発売されました。

発売されたと言ってもまだ周辺機器類は充実しておらず、ソニーのアドバンテージは大きい。



ミラーレスも決定打にならず

ソニー以外のメーカーは今までフルサイズミラーレス売上がゼロだったのだが、今後デジタル一眼レフに替わるほど売れるかが注目されます。

カメラの価格は低価格コンデジが2万円程度、コンパクトミラーレス一眼が6万円程度、フルサイズミラーレスは30万から50万以上もします。

1万円のコンデジ100個売るよりフルサイズ1個売る方が利益が大きい筈で、カメラ各社の今後は高級機が売れるかにかかっている。


中でも30万から50万円の最高級機種を買う人は、とにかく他人より高性能なカメラを欲しがる傾向がある。

高級スポーツカーと同じで値段が下がりにくく、都合がいいことにカメラには寿命があります。

デジカメのイメージセンサー(素子)は稼働によって性能低下し、最後には撮影不可能になるので、定期的に買うことになる。


数年おきに50万円のカメラを買ってくれたらメーカーは儲かるわけで、このサイクルがうまく回るかどうかに業界の将来がかかっている。

カメラ女子に大人気のコンパクトミラーレス一眼にも寿命があり、落とさなくても数年で買い替えるでしょう。

やや気になるのは日本では圧倒的人気のミラーレスだが、海外ではそれほどでもない点です。


日本を除く海外ではミラーレスシェアはまだ35%で、日本の54%とは差があります。

どちらも一眼レフの減少をミラーレスが補うほど増えておらず、レンズ交換式全体で前年比95%程度です。

完全にミラーレスに交代した時には全体で回復するのか、それとも減少が続くかが注目されます。

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