現実はキャッシュレスで買い物「できる」ではなく、現金を「拒否される」のです
画像引用:https://ac-static.api.everforth.com/img/post/13576106-49cc-4bb6-9cf0-08dc1097868a/8e8e41f9c24372548f61a8800318e34e.jpg
キャッシュレスは夢の社会ではない
牛丼チェーンの松屋では券売機でチケットを買って注文するが、操作方法が分からない人が注文できずにいます。
高齢者や外国人や初めて利用する人はまずスムーズに注文できず、後ろに行列をつくる。
どうしても注文できないと店員がやってきて説明しながら操作するが、本人も後ろで待っている人も不愉快でしょうがない。
牛丼チェーンの松屋では券売機でチケットを買って注文するが、操作方法が分からない人が注文できずにいます。
高齢者や外国人や初めて利用する人はまずスムーズに注文できず、後ろに行列をつくる。
どうしても注文できないと店員がやってきて説明しながら操作するが、本人も後ろで待っている人も不愉快でしょうがない。
スポンサー リンク
松屋は現金と電子マネー両方で支払えるが、キャッシュレス社会の実態とはこんなものです。
最近メディアは北欧や中国を取り上げて「こんなにキャッシュレス化が進んでいる」「理想の国だ」と持ち上げています。
だがそれらの国で本当にキャッシュレス「でしか」買い物できなかったら、高齢者やITに疎い人はどうしているんでしょうか?
80過ぎの爺さん婆さんがスマホを駆使して楽しく買い物しているというマスコミの論調は、でっち上げとしか思えません。
松屋の券売機すら使えない高齢者は、キャッシュレスしか使えなくなったらちゃんと買い物できるようになるのでしょうか。
理想の国に祭り上げられた北欧や中国では、ITを使えない人たちがIT貧困に貶められています。
スウェーデンは政府が管理するSwishでキャッシュレス化が進んでいて、現金の流通がほぼゼロになった。
商店は現金を受け取ってくれずATMもなくなってしまい、お金を持っていても食べ物を買えなくなりました。
大半の店は現金受け取り拒否になり、日本では「みんなハッピーになった」と報道されているが、やはりそうではない。
平均以下の人には「地獄社会」
キャッシュレスで支払うにはスマホや銀行口座、電話番号、IT知識が必要で、このうちどれかが無いと電子決済できない。
中国もキャッシュレス比率が高まり現金拒否の店が増えているが、大きな問題を引き起こしている。
中国人の9割は正規の銀行口座がなく(シャドーバンクや町金の口座で代用している)、クレジットカードもない(こちらはデビッドカードで代用)
中国では現在もスマホ、銀行口座、カード、IT知識の4要素のどれかを用意できない人が多く存在している。
キャッシュレス決済では信用度の低い人は審査に落ちるのだが、落ちた人は買い物できなくなる。
普通の暮らしをしていてIT知識が人並みなら便利だが、人並み以下の人にとって大問題になる。
自分がクレジットカードを持てなかったら、銀行口座が無かったら、キャッシュレス対応のスマホや携帯電話がなかったらもう一生貧困から抜け出せない。
求人情報も見れないし電話がないから就職できないし、買い物も拒否されるので物乞いでもするしかない。
ところが現金がなくなったので、物乞いすらスマホで電子決済できないと、お金を恵んでもらえなくなった。
スポンサー リンク