自由で楽そうだが実は低賃金長時間労働
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フリーランスの急増

日本では小泉内閣の2001年ごろから起業を増やすべきと言われ、政府はそうした政策も実施しました。

実際に増えたのは起業家ではなく派遣や非正規、フリーランスばかりで起業はむしろ減少した。

2017年版「中小企業白書」によると1997年から起業数は減少しています。

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それ以前も平成以降に起業数が増えたことはなく、政府の起業呼びかけは空砲に終わりました。

一方で「会社に頼らない働き方」は急速に進み、企業はリストラや正社員削減を進めた。

この結果正社員は減少して非正規が急増し、日本の労働者の過半数が非正規雇用になると言われています。


正社員・正規職員の合計は3423万人(2017年総務省)で日本の労働総人口は6720万人も居ます。

農家や自営業、自由業を含めた正社員ではない人は、すぐに労働者の過半数を上回るでしょう。


このうち急増しているのが自由業つまりフリーランスで、「会社に所属しない生き方」とカッコよく呼ばれています。


フリーランスの中でも従来型の自由業ではないギグエコノミーが急増し、かなりの数の人が収入を得ている。

ギグエコノミーとはインターネット上で仕事を請け負うことで、日本ではランサーズなどが知られている。

Denaのキュレーションサイト騒動の時、素人ライターを一文字0.5円で募集して医療記事を書かせていた。



低報酬なギグエコノミーが増加

ギグエコノミーは特定企業と契約したりせず、単発の仕事を請け負うので単価が安くなりやすい。

実績ある一部の人は高額報酬を受け取るが、多くの人は「一文字0.5円」のようになりやすい。

ちなみに一文字0.5円だと2時間かけて1000文字の文章を書いて500円、そこから仲介料の2割を引かれて400円なので時給200円です。


それでは効率が悪すぎるのでキュレーションサイトではコピペを多用して1時間1000文字以上書いて500円ほどを得ていたようです。

どちらにしてもこうした単発ライターの仕事は安く、安く請け負うことで相場自体が下がってしまう。

ギグエコノミーの中にはウーバーのような配車アプリドライバーも含まれている。


こちらはネットライターよりはマシですが、車両経費すべて自分持ちなので、本職でやっても儲かりません。

自分の車で週末だけ運転手するならコストは燃料代だけですが、運転手をするために車を買っても月収20万円にもなりません。

自分で車を買って個人タクシー開業するのと同じなので、タクシーより料金が安い配車アプリは当然タクシー運転手より手取り収入が低くなるのです。


このようにフリーランスは会社に所属する人より立場が弱いので、会社員よりも収入が少なくなります。

成功するのは一部の人だけだが、マスコミは成功者を取り上げて「フリーになればだれでも成功する」ように言います。

現実のフリーランスの多くは時間などがある程度自由になる代わりに、低収入で働いています。

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