本家のEA-18Gグラウラーはこのように小さい
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画像引用:https://www.airforce.gov.au/sites/default/files/styles/img-1200x800/public/news/hero-img/20170718raaf8182715_0087.jpg



電子攻撃機の国産開発

自衛隊は電子攻撃機の国産開発を検討していると読売新聞が報じています。

読売に限らずメディアは定期的に自衛隊の「飛ばし記事」を配信したが、的中率はそれほど高くない。

たとえば自衛隊がミサイル迎撃用レーザー兵器を開発中とか、空母関連とか国産戦闘機開発構想などかなり外した。

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防衛官僚が匿名でリークしていると思われるが、防衛省はリークして記事にしてもらうことで、世論の反応を見ている。

国産弾道ミサイル、国産巡航ミサイル、いずも空母化は決定前に何度も「飛ばし」記事が報じられた。

こうした記事への世論や政治家、国際社会の反応を見て、「よしやるか」と決めているのかも知れません。


そして今度の飛ばし記事が国産電子攻撃機の開発というもので、実現可能性は半々というところです。

2018年1月には自衛隊に電子攻撃機の導入という報道がなされ、この時は米国からEA-18Gグラウラー輸入という話でした。

2018年7月に再び電子攻撃機導入検討の報道があり、今回の国産開発報道につながっています。


一連の流れを見ると当初防衛省は米国からEA-18Gを購入しようとしたが、米国防省あたりから拒否された可能性があります。

思い出すのはF-22導入を決定してから米国防省や議会から拒否された出来事で、防衛省はさんざん叩かれました。

EA-18Gグラウラーは最新技術の塊で運用しているのは米空軍だけ、オーストラリアが今後導入することになっている。



米国に輸出拒否されたか

米国とオーストラリアは軍事機密共有協定(UKUSA協定)に加盟しているが、日本は加盟していない。

UKUSA加盟国は非加盟国に盗聴やサイバー攻撃などを仕掛けて得た情報を共有しているとされ、日本が加盟するには大幅な法改正が必要でしょう。

つまりアメリカから見た日本は軍事情報を共有する相手ではないので、最高機密の輸出はしない可能性が高い。


オーストラリアにEA-18Gを輸出しても同じものは作れないが、日本だったら簡単に模倣して技術を盗まれる可能性もある。

性能と価格ではたとえ1機数百億円でもEA-18Gを買った方が安いのに、あえて国産開発する理由が米国の輸出拒否である可能性は高い。

電子攻撃機は昔の電波妨害機とは違い、名前の通り敵を攻撃して無力化することもできる。


ロシアの電子攻撃機は黒海周辺でなんども米イージス艦を攻撃し、行動不能にしたとされている。

物理的には電子攻撃機は周囲を飛行しただけですが、電波的手段によってイージス艦のコンピュータをダウンさせた。

米イージス艦は航行も戦闘も不可能になり、漂流して救助されたとも言われている。


EA-18Gグラウラーがどんな能力を持つかは謎ですが、簡単に売れるような代物でないのは確かです。

報道によると国産電子攻撃機は航空自衛隊のC2輸送機と、海上自衛隊のP1哨戒機をベースにした2種類を予定している。

戦闘機より銃鈍で敵に発見攻撃されやすいが、機体が大型なので電子機器の搭載は格段に楽になるでしょう。


F18に搭載するほど小型化できなくても、輸送機に搭載する大型の装置なら国産開発できるかも知れません。

ミサイル攻撃をそらす、敵の通信ネットワークやレーダーを無力化させるなどを想定しているという。

最初から米ロの国産電子攻撃機に匹敵するものを作れるとは思えないが、似たような装置は作れるでしょう。

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