製造業がGDPに占める比率は18%で、就業者は全産業の16%しかいない
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画像引用:http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2015/honbun_html/image/010102_19297.png



日本の製造業はもっと衰退する

日本の製造業の地盤沈下が叫ばれて久しく、日本製品が安価な中韓製品に市場を奪われた話しか聞かない。

だがこれは経済成長に伴う必然的な出来事で、アメリカや欧州先進国も過去に経験してきました。

製造業は人件費が安く進んだ技術があるという矛盾した条件を持つ国が有利で、それが今は中国になっています。

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かつては日本が高い技術をもちながら人件費が安かったので、世界最強の製造業を持っていました。

だが製造業で成功すると他の産業も発展するので、必然的に人件費が高く高コストな国になります。

先進国になると人件費だけでなく土地価格も高いし、サービス価格なども高く電気料金なども高くなる。


日本の製造業が弱くなったのは日本が先進国になったから高コストになったので、必然的な現象です。

もし先進国のまま強い製造業を維持しようとすると、人件費を安く押さえつけるとか何らかのトリックが必要になる。

ドイツはユーロという「後進国」に加盟することで旧ソ連諸国の安い労働力を使うなどして強い製造業を維持しています。


ユーロ入りしなかったイギリスはこのような事ができないので、日本と同じように製造業が衰退しました。

アメリカの製造業は第一次大戦から第二次大戦まで世界最強だったが、やはり先進国になってからコスト上昇で衰退しました。

このように先進国に成ったら製造業が衰退するのは自然なことなので、日本もそうなるのです。



製造業は衰退しても良い

1970年頃には第一次(農業)と第二次産業を合わせた就業者は、全体の50%以上も占めていました。

現在は農業3%台で製造業16%なので、合計しても19%程度の就業者しかいません。

GDPに占める製造業比率はかつて30%超だったが、現在は18%台まで低下しています。


増えたのは第3次産業で、サービス業やIT関連、ネット産業などが増えました。

製造業が衰退したので高度成長期のように爆発的な経済成長はもう期待できません。

代わりにアメリカやフランスのような輸出や製造業に依存しない、国内主導の経済に移行しつつあります。

フランスの製造業とかフランスの有名企業と言っても何も思い浮かばないと思いますが、一人当たりGDPでは日本より多い。


欧州で製造業が存在し貿易が黒字なのはドイツだけで、英仏など他の国はすべて製造業が存在せず貿易赤字です。

それでも生活水準は日本より高いし休みは多いし、一人当たりGDPで日本を上回る国が多い。

かえって製造業を維持している日本は生活水準が低く一人当たりGDPも少ないくらいで、何のために製造業にこだわるのかわからない。

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