ファーウェイ起訴を発表する米司法長官
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画像引用:https://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/8C89/production/_105377953_051973079.jpg



カナダはファーウェイ副会長をどちらに引き渡すか

ファーウェイのスパイ疑惑が拡大し、アメリカとの対立は深まりEUも規制を検討しています。

カナダで逮捕されたファーウェイ創業者の娘で副会長(CFO)の孟晩舟(メン・ワンツォウ)を米司法省が起訴しました。

米国はカナダに副会長の身柄引き渡しを求めているが、中国も引き渡しを求めている。

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中国はカナダ人旅行者など数人を拘束し、うち一人は短期間の裁判で極刑を言い渡した。

中国の裁判は通常裁判が開かれたことすら公表されず、極刑のばあいはその日のうちに密かに執行される。

ただ国民への見せつけで行われる裁判は公表され、長期間かけて審議され刑の執行も遅い。


カナダ人の裁判はカナダへの見せしめとして行われていて、副会長を解放させる圧力なのは明らかでした。

カナダは西側諸国でもっとも親中国政策を取り、南京事件記念日や慰安婦像設置に積極的に協力した。

だから中国側は油断していたのだが、中国から見ると副会長逮捕は裏切りであり、飼い犬に噛まれたことになる。


カナダは中国の飼い犬であると同時にアメリカの飼い犬でもあり、副会長をどちらに渡すかは「どちらの飼い犬なのか」の意思表示になる。

もし副会長を中国に引き渡せばカナダは西側国家とは見なされなくなり、サミットやG7のメンバーから除外されるかも知れない。

アメリカに引き渡せば中国のさらなる激怒を引き起こし、憎悪を一身に引き受けることになる。



アメリカの行動原理

ファーウェイ副会長は結局アメリカに引き渡されるでしょうが、アメリカでは日産のゴーンのように拘留される事になる。

FBIやCIAが捜査する安全保障事案だからで、中国の国家ぐるみの諜報活動の一環とみられている。

1月28日に米司法省はファーウェイと副会長を起訴したので、カナダは2月末までに引き渡すかを決定する。


日本では安倍首相がらみの「首相案件」がニュースを賑わせましたが、ファーウェイは「トランプ案件」となっている。

トランプは大統領選で「中国はスパイを送り込んでアメリカの技術を盗んでいる」と中国潰しを公約にしていた。

トランプは公約を非常に重視する人物なので、ファーウェイや中国企業を追い出すのも国民への公約なのです。


折しも中国はGDPでアメリカの7割に達し、ソ連や日本やドイツの全盛期に並んだ。

日独ソはいずれも国力が対米7割に達した時点で「悪の帝国」とレッテルを貼られ、日本は戦前戦後の2回やられた。

アメリカの行動パターンは対米7割までは許すが、7割を超えたら徹底的に叩き再起不能にします。


中国に対してもこの行動原理が貫徹されるかが注目です。

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