大手キャリアに挑戦する「格安SIM」の多くが、実は3社の関連会社
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3社とも春の新機種発表会なし

スマホ・携帯電話会社で毎年恒例行事になっていた「春の新機種発表会」が今年は行われませんでした。

NTTドコモとソフトバンクは数年前から春の発表会を辞めているが、2019年はAUも辞めてしまい3キャリアともなしになった。

春の新入学、新入社に合わせて携帯電話やスマホを購入するというパターンが完全になくなったのを意味している。

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入学、入社に合わせて購入したり親が買い与えるのは今もあるに違いないが、もう社会的な現象ではないようです。

端末より新年から春にかけての新サービスや新料金プランを重視していて、注目を浴びていました。

春の新機種が無い理由のひとつは発表する機種がないことで、国産メーカーがほぼ無くなってしまいました。


残っているスマホメーカーも世界での販売を重視しているので、国内の入学シーズンに合わせて開発したりしない。

国内大手キャリアで売れるのは半数以上がiPhoneなので、売れない機種を発売しても注目されない。

こうした理由で新春に限らず、夏や秋の新機種という季節感もなくなってしまいました。


安倍首相や菅幹事長が携帯料金の高さを問題視したのが2017年頃で、それから確かに料金は下がりました。

格安SIMのおかげで月1万円もしたスマホの通信通話料金が2000円以下で済むようになり、それで十分という人も多い。

対抗策として3大キャリアも通信通話料金値下げしたので、大手キャリアでも以前の半額や3分の2程度の料金で済むようになった。



気が付けばまた3社独占

だが問題もあり、格安SIM業者のほとんどは3大キャリアの子会社や別ブランドで、そうでなくてもNTTドコモの下請け業者に過ぎません。

格安SIMのシェアはY!mobile、UQモバイルで過半数を占め、OCNモバイルONEなどはNTTの関連会社なので、大手キャリアが実質3分の2ほどを占めています。

3社と資本関係がない格安SIM業者でも結局NTTドコモの回線を借りている下請け業者に過ぎません。


さらに個人向け通話回線以外の端末(ドラレコ、防犯カメラなど通信モジュール)は大手3社の独占なので、格安回線のほとんどを大手キャリアが占めている。

3社独占を排除するため散々やってきたのだが、気が付けば格安SIMも3社独占になっている。

この先また3社が横並びの無競争状態にして、格安SIMの価格をじわじわ上げていくという事はないのでしょうか?


3大キャリアを除くMVNO(格安SIM)は約1200万回線ですが、KDDIとソフトバンクは約6300万回線も持っています。(『“日本最大のMVNO”はKDDI? 市場調査から見える実態 (2/2) - ITmedia Mobile』より)

しかも6300万回線は2社、1200万回線は数十社なので、最初から巨人とアリの戦いです。

1200万回線の数十社というのは実はNTTドコモの下請け会社であり、NTT関連会社も数社含まれています。


これでは公正な競争というのは期待しにくい。

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