元ラーメン屋だった物件は安く開業できるが、新しい店も数年で閉店する事が多い
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儲かっているのに閉店するパターン

外食店は頻繁に開店と閉店を繰り返しますが、その中でもラーメン屋は入れ替わりの激しさで知られている。

外食店の出店支援事業を行うシンクロ・フードによると、めん類外食店の7割が3年以内に閉店していました。

4割以上は1年以内に閉店していて、出店数が多い分閉店数でも多い。

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閉店するラーメン屋にはいくつかパターンがあり、繁盛していて儲かっていても閉店することがある。

ラーメン屋や飲食店には臭いや行列や衛生状態、ゴミ出しなどで苦情が多く、立ち退きを迫られることがある。

有名店になって行列ができると近所迷惑になり、そこが住宅地だったら相当な苦情が出る。


大量のごみによる異臭や汚れ、残飯に集まる虫など、苦情の種は多く存在します。

「ミカジメ料」などを求める周辺のその手の人に目を付けられる場合も多く、繁盛するほどトラブルも増えます。

行列ができる繁盛店というのは客をさばき切れていないので、客は待たされるし従業員も手いっぱいで、あまり良いことではない。


店主や家族が過労で体を壊して閉店というのも多く、無理は長く続きません。

2つめに多いのは計算上利益が出ているがキャッシュフローが少ない場合で、現金がなくて支払いできなくなり閉店します。

開店時には売上ゼロでも半年持ちこたえる現金があるのが理想とされるが、ギリギリで開業する人が多い。


ラーメン屋に限らず仕入れには毎日現金が必要で、仕入れができなくなる日が閉店になります。

新規開店した外食店に固定客がつくのは早くて半年後、軌道に乗るまで1年くらいかかる。



経営に行き詰まるパターン

仮に少しは利益が出ているとしても半年以上はどんどんお金が減る筈で、この期間に現金が尽きる店が多い。

3つ目は単純に売り上げが増えず赤字で閉店するケースだが、美味しくないから閉店する店は少ない。

明らかに不味くて汚い店なのに続いているラーメン屋は多いし、美味しいのにすぐ閉店する場合もある。


これもさっきのキャッシュフローと関係していて、開業する人はギリギリの資金しかない場合がほとんどです。

そういう人は「安く開店できる物件がないか」と目を皿のように情報収集し、結局潰れた飲食店の跡に開店します。

前の店が飲食店なら開店資金が少なく済み、それが同じラーメン屋なら最小の資金で開店可能だからです。


ところがこうした「呪われた場所」はやはり飲食店に向かない事が多いので、また潰れてしまう。

一見すると人通りや交通量が多く、賃貸料は高めだが場所が悪く客がつかない事がある。

駅の近くだが食事する人が少ないとか、橋のたもとで何となく不便だったり、足が向かない場所というのはあります。


カレーのココイチの創業者は500店もの店を開店し、今までに一店しか失敗した事がないそうです。

その一店はオフィス街から歩くには遠く、どんな工夫をしてもどうしても売り上げが増えなかった。

このようにどんなに美味しくて店の評判が良くても、うまく行かない立地はあるようです。


店がその地域に合っているかも重要で、客が求めていないのにマニア向けの「こだわりのラーメン」を出してもしょうがない。

住宅地で家族連れや子供や女性が多いならさっぱり味、労働者が多いならこってり系など変化が必要です。

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