1000万円台の高級車が売れなくなってきている
RTH
画像引用:http://www.danville-delegance.org/wp-content/uploads/2018/06/jaguar-land-rover-back-as-presenting-sponsor-for-a-fifth-year-1200x750-1080x675.jpg



超高級車ブームだった10年間

2008年のリーマンショックから2018年までの約10年間は、世界史の中でも稀に見る高級車ブームでした。

世界的な金余りを背景に数千万円や数億円の高級車が続々と発売され、そのすべてが人気車になった。

フェラーリや超高級車を買う高級車投資が流行り、寝かせておくと数倍に値上がりしました。

価格が家の値段を超えるような超高級車は2010年以前には全世界で1万5千台以下しか売れていませんでした。

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それが2017年には2倍の3万台になり、しかも超高級車自体の定義もハードルが高くなった。

以前は1000万円を超えれば十分超高級だったのだが、今では5000万円とか1億円以上がざらにあり、10億円以上の車も存在する。

この10年間で超高級車の売り上げは少なくとも10倍以上に拡大し、特に欧州メーカーは高出力のスーパーカーで儲けた。


フェラーリ、ランボルギーニ、ロールスロイス、マクラーレン、ベントレー、ドイツ御三家、ジャガーといった具合で、無名メーカーの超高性能車も存在する。

有名メーカー新車の最高価格車はロールスロイス スウェプテイルで約14億5,000万円、少数生産車としてはもっと高額な車も存在しています。

日本車の最高価格はホンダ NSXが約2400万円、トヨタ センチュリーが約2000万円なので桁が違います。


ちなみに世界最安車はインドのタタ「ナノ」だったが現在は生産終了し、ライバルのアルト800は約25万ルピー(約40万2,500円)となっています。

初代マルチ800(1984年)は約32万円だったが、それなりに高級化が進んでいます。



ジャガー・ランドローバーが赤字

高級車ブームに異変が起きたのは2018年後半で、米中貿易対立が深刻化し世界の貿易量が減少した。

世界的に経済が停滞し成長率が鈍化し、富裕層も「実物大ミニカー集め」を控え始めた。

先ほど登場した世界最安車タタ・ナノを作っていたタタ社は英ジャガーとランドローバーを買収した親会社でもあった。


タタの赤字をジャガー・ランドローバーの利益で補っていたのだが、その英国高級車が売れなくなっている。

2018年4月から2月のジャガー・ランドローバー世界販売は21.6%減の41万9900台に留まった。

中でも中国市場は35.3%減と大幅な落ち込みを見せ、中国富裕層の購買力低下が目立っている。


VWの高級車子会社アウディは2019年1月販売が前年比3%減少となった。

ロールスロイスの2018年世界販売は4107台、フェラーリは9251台と両者とも創業以来最高だった。

ロールスやフェラーリを買う層は困っていないが、ジャガーやアウディを買うような小金持ちから景気が悪化しているのかもしれない。

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