閉鎖されるホンダ工場
TY
画像引用:https://www.tekportal.net/wp-content/uploads/2019/02/Honda-will-close-UK-car-plant-in-2022-with-loss-of-3500-jobs-report-says-660x330.jpg



イギリス自動車産業の危機

イギリスではブレグジット(合意なきEU離脱)をきっかけに自動車工場の撤退発表が続いている。

ホンダはシビックなどを生産していたイギリス工場閉鎖が発表されているが、これはずっと前から決まっていたようです。

本田宗一郎は早くから海外進出に意欲的で、アメリカと欧州で現地生産し北米では大成功した。

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ホンダの2018年北米シェアは9.3%だったが欧州は0.8%で、生産するほど赤字の状態だった。

欧州では最も成功しているトヨタでも5%以下で日産は3.7%、特にホンダの弱さが目立っています。

イギリスにはトヨタ、日産、ホンダの工場があるが、ホンダが一番先に撤退するのは販売シェアを見ると順当でした。


日産はホンダより欧州で売れているがやはり生産能力が過剰なようで、生産能力縮小が報道されています。

3交代体制から2交代体制にして従業員を減らすそうで、工場そのものの縮小や閉鎖は避ける。

ルノー日産は余っているルノー工場で日産車を生産して日産に買い取らせていて、これが日産内の不満が爆発する一因になった。



合意なきEU離脱で工場閉鎖も

自前の工場を停止させてまで親会社のルノーに生産させ、それを高額で日産に買い取らせている。

それはともかく日産のイギリス工場は合意なきEU離脱で生産台数を減らすことになる。

トヨタも合意なきEU離脱なら一時工場を停止する可能性があるとしているが、理由は日産やホンダとは少し違う。


トヨタの看板方式ではEUからの部品輸入が停止したら、工場に部品が搬入されなくなるので操業困難になる。

イギリスで生産した車をEUに輸出して関税や税関検査が行われたら、イギリスでの生産は割に合わなくなる。

トヨタはフランス、ポーランド、ポルトガルといった欧州本土側にも工場があるので、イギリス工場だけに頼ってはいない。


そしてイギリス人にとって衝撃的なのは「イギリス国民車」であるミニまでも生産撤退が報じられています。

ミニはドイツのBMWがブランド権を買い取って新型車をイギリスで生産しているが、離脱したら本土側工場で生産するでしょう。

同じく英国車のジャガー・ランドローバーは販売不振により、英国工場が一時稼働停止になる事態が起きていました。


合意なきEU離脱のダメージは想像より大きく、英国内の自動車工場の多くが影響を受けるのが分かってきた。

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