職人の技は達人にしかできないが、単純化と習慣化で「ある程度」までは近づける
8503ea738a0ccff171d2ed1efdd2ea67_s



複雑な手順を誰でも分かるようにする

目の前に膨大な量の仕事があったり、実現困難な目標があった時は、単純化や習慣化すると良いとされています。

単純化とは達人や名人にしかできなかった仕事を、誰でもできるようにすることで「誰でもできる化」とも言われています。

世界最初のファーストフードはKFCですが、こうしたフランチャイズの秘訣は作業をマニュアル化して誰でもできるようにする事でした。

スポンサー リンク

シェフが20年かけて完成させた究極の料理も、手順をマニュアル化すれば誰にでも作れてしまいます。(高度な技術が必要だとしても)

多くの仕事は「この道30年」の職人のように、熟練して高度になるほど手順が複雑化し、真似できなくなります。

最終的にその達人がなくなって弟子に技術を教えていなければ、その技術はそこで途絶えてしまいます。


高度になるほど複雑怪奇になってしまうものを、一度バラバラにして組み立てなおすのが単純化と言えます。

高度に複雑化するともはや自分自身にすら理解できなくなるので、弟子に教えるのも難しくなります。

一目で作業内容が理解できるようにし、誰でも理解できるようになれば、技術は途絶えることなく伝わります。


職人の後継者不足が言われていますが、「見え覚えろ」「技は盗め」だけでは弟子も育ちません。

職人は競争相手に技を盗まれないため、弟子は10年以上かけて育てるのが普通で、技術を教えたがりません。

もし半年ですべての技術を教えてしまうと、弟子は独立して自分のライバルになり、自分が倒されるからです。


だから弟子であっても10年修行してやっと技術を教えるのだが、これは今の時代に合っているとは思えない。



面倒なことを習慣にする

日記を書くのは誰でもめんどくさく、3日坊主で辞めた人が多いと思います。

文豪と言われる小説家の多くが日記を残していて、文章を書く練習として日記を書いていたそうです。

文章は一日書かなければ一日分下手になり、十日も書かなかったらもう文章を書けなくなるという人もいます。


文豪であっても文章を書くのは面倒で億劫なことだったので、毎日書くことで習慣化していたのです。

文章を書いたことが無い人が、ある日名文を書くことは出来ないが、毎日日記を書いていたらそのうち名作を書けるかも知れません。

絵画でも音楽家でも習慣にすることで徐々に上達し、ある日名作と呼ばれるものを作っています。


少し前に流行った考え方で「1万時間の法則」というのがあり、1万時間真剣にやればプロ並みのレベルに到達できるとされています。

これの肝はプロになれるかどうかではなく、最初は素人でも毎日続けると次第に上達し、やがてはプロ並みになれるという点です。

実際1万時間やっても才能がなければプロには成れないが、アマチュアの中で「かなり上位」にはなれるでしょう。


自分が心から上達したいと思っていることがあったら、毎日続けて1万時間になる頃には、かなり上達している筈です。

スポンサー リンク


スポンサー リンク