パックご飯が発売されたのは平成元年の前年、昭和63年だった(写真は最近の商品)
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画像引用:http://www.cmgirls.com/wp-content/uploads/2013/09/p223-sato-gohan.jpg



米消費の5%以上が加工米飯

米の消費量は減っているがパックごはんは8年連続増加で市場が拡大し続けている。

米消費726万トンに対してパックごはんは2018年で18万トンに過ぎないが、ただ一人伸び続ける「孝行息子」への期待が大きい。

パックごはんと並ぶ加工米飯商品の冷凍米飯(チャーハン)も年間約18万トンで、合計40万トン近くに達した。

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加工米飯市場は年数万トンペースで増加していて、米消費全体の5%を上回っている。

「サトウのごはん」は1988年の登場以来価格据え置きだったが、2017年と2018年に連続値上げしました。

売り上げ減少も予想されたが順調に売れて値上げは消費者に受け入れられました。


パックご飯に使う国産米の仕入れ価格が上昇していて、業務用米では品不足が起きています。

減反政策で減産したうえに、利益が出ない業務用米から飼料米などに転換して供給不足になっている。

パックご飯のトップシェアはサトウ食品の「サトウのごはん」、2位はテーブルマーク(加ト吉)の「たきたてご飯」となっています。


国内には自社工場でパックご飯を生産するメーカーは6社しかないが、数千もの独自ブランドが販売されている。

実はコンビニやスーパーが独自ブランドで販売しているのは、6社に生産委託していて、ぶっちゃけるとパッケージを変えただけです。

最近のPBパックご飯は美味しいと感じたら、それはサトウやテーブルマーク製品なのかも知れません。



さとうのごはんVSテーブルマーク

さとうのごはんのサトウ食品は元々切り餅を販売していたが、正月しか需要が無いので餅の技術を応用してパックご飯を開発しました。

さとうの切り餅はパックの中に餅を無菌充填しているので味が良く長持ちするがそれまでのパックご飯は味も食感も悪かった。

さとうのごはんは炊いてから袋に入れるのではなく、パックの中で加熱して炊いているので、雑菌が入らずふっくらしています。


同業他社の工場も基本的には同じで、パック容器に米と水を入れて、加熱してご飯を炊いてから冷まして出荷します。

電子レンジで約2分加熱すると食べれるが、お湯で温めると20分くらいかかってしまう。

だがパックご飯を少量の水ですぐに食べる方法もあり、フタを空けてお湯を入れると、お茶漬けかお粥のようなご飯になる。


レンジで2分のほうが美味しいのだが、登山などで大量のお湯や燃料が使えないときに良い。

さとうのごはんとテーブルマークが力を入れているのはブランド米で、さとうは地元新潟産コシヒカリ、テーブルマークもブランド米で対抗している。

サトウ食品はJA全農と業務提携し、テーブルマークは外食店など業務用で販路を拡大しようとしている。


レトルトごはんとパックご飯の合計は2019年に20万トンを超えると予想されていて、コメ消費全体をけん引している。

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