アメリカはまだ高齢者の人口比率が少ない
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画像引用:アメリカは人口動態の見地からは「日本化」しない - Market Hackhttp://markethack.net/archives/51830987.html



アメリカの高齢者はどうなっている

アメリカも日本と同じく高齢者が増加しているが、あまり情報は伝わってきません。

アメリカはまだ人口が増えていて若者が多いので、仮に高齢者が問題を抱えていても表面化しにくい。

日本も90年代前半までは「問題なし」とされていたが、実際は表面化していないだけでした。

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人はどうしても目の前の事を重視するので、10年後に確実に問題が起きるとしても、今は見ないようにするからです。

アメリカの高齢化率(65歳以上人口比率)は約15%で日本の27%よりかなり少なく、高齢者はまだ社会の少数者です。

だが10年後20年後と比率は増えていき、結局は今の日本と同じくらい高齢者が増えるでしょう。


アメリカにはOASDIという公的保険年金があるが、お金がない高齢者は大変です。

アメリカには老人ホームのような施設は少なく、ほとんどの人は自宅で生活して家族と同居しているとされている。

家族がおらず家もなく収入もない高齢者がどうしているかという情報は、まったく伝わってきません。


米厚生省によると高齢者(55歳から65歳)の就業率は男性65%、女性55%で65歳以上は公式な統計を取っていないようです。

こうした事を見てもアメリカではまだ高齢化を深刻にとらえておらず、高齢者が働く必要も認識していない。

アメリカは自立精神の国なので、公的年金と言っても加入者が支払ったお金を受給者に支払うだけの仕組みです。



アメリカの公的年金はどうなる

日本の国民年金受給額は平均5万5千円で、厚生年金は男18万円で女9万円となっています。


アメリカにはOASDIという公的保険があるが、公的支援はなく加入者が支払った年金だけを財源にしている。

保険料は雇用者6%で自営10%程度と書かれているので、年収400万なら年24万円、800万なら年50万円程度を収める。(自営は年収の1割を収める)

給付金額は非常に複雑だが、2008年の平均は単身1,049ドル(約11万円)、夫婦1,716ドル(約18万円)だったとされています。(人事院生涯設計課)


OASDIはまた現役時の平均賃金の50%を目指しているのが、実際はかなり下回っているようです。

高齢者率が15%の国では現役労働者が高齢者よりずっと多いので、今は単身11万円を支給できている。

だが単純な話、高齢者と労働者の比率が今の2倍になったら、支給金額を半額の5万5千円に減らさなくてはならなくなる。


まさに今の日本の国民年金の状況がそうなのだが、アメリカも今後ゆっくりと年金財政悪化が進行します。

OASDIの加入者は2009年に1億5900万人. 受給者数は5186万人なので、アメリカの労働者ほぼ全員が加入しています。

ここで問題なのは給付額は支払った金額に比例するので、平均は月11万円だが5万円や3万円の人も居るという点です。


労働者と受給者の比率は現在2対1ですが、1対1やもっと低くなった時に、現在の給付額を維持できるか疑問です。

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