値上げの原因とされるマツコデラックスの番組
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画像引用:(サバ缶の世界 - アーカイブ|TBSテレビ:マツコの知らない世界)http://newsimg.music-book.jp/news_images/images/1277690/large.jpg?1512364093



缶詰値上げの原因はサバ缶ブーム

サンマ、イワシ、サバの青魚は安い缶詰御三家と呼ばれていて、100円から150円で売られていました。

しかしこの数年で驚くほど値上がりし、今ではサンマ、イワシが130円から200円となっています。

サバ缶はディスカウント店でも150円以下が少なくなり、200円以上がどんどん増えている。

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平均すると大手スーパーではサンマ、イワシが150円、サバ缶は180円のような印象で、コンビニではその1.5倍ほどになる。

物価上昇率が1%の国で年20%もの値上がりは異常で、安いというイメージはなくなりつつあります。

マーケティングリサーチのインテージによると、2018年のサバ缶消費額は前年比1.5倍の240億円でした。


販売個数は分からないが、仮に2割値上げとして、個数でも2割以上増加だったのは間違いないでしょう。

缶詰のようなものはそう販売数の変化が大きい商品ではないので、急に需要が増えると生産が追い付かず品切れが起きやすい。

実際イオン系やライフのような大型スーパーでもサバ缶は頻繁に品切れを起こしていて、お詫びの紙が貼られていました。


品切れするほど売れるなら値上げしてしまえという訳なのか、品薄になるたびに入荷した商品は値上がりしていました。

特に大きかったのは2019年4月の値上げで、以前98円で売られていたかば焼きが198円になっていました。

4月は消費増税を控えてなのか改元前だからなのか、食料品の値上げが相次ぎました。



原因はマツコデラックスなのか

値上げ理由は人件費や物流費の高騰を挙げているが、実態はどうなっているのでしょうか。

業界1位のマルハニチロは上半期売り上げは前年並み584億円だったが、営業利益は7億円減の4億円だった。

売上数百億円企業の利益が数億円という場合は「絶対に赤字にしたくない」ので帳簿だけ黒くしていることが多い。


支払いを期末後にしたり、経費や売り上げにどれを含めるかでも数億円程度は変わってきます。

マルハニチロは冷凍食品の売り上げが多く、缶詰単体で利益を出すのは難しいようです。


サバ缶でよく見かける「極洋」は売上高7.7%増の2547億円と過去最高、「サバ缶の販売量が前年より30%伸びた」と説明している。

一方で漁獲高は限られているので頭打ちであり、高い仕入れ値でどこかから買ってくるしかない。

極洋は冷凍食品など総合食品企業であり、2020年に売上高3,000億円、営業利益60億円を目指すなど好調ぶりが伝わる。


各企業の業績は分かれたものの、原材料費の高騰は事実で、その引き金はサバ缶ブームによる品薄でした。

一説にはマツコデラックスの番組がきっかけとされているが、【マツコの知らない世界】でサバ缶を取り上げたのは2017年12月5日でした。

この時からネット上にサバ缶ブームという言葉が増えたが、11月には既に「サバ缶の勢いが止まらない。大ブームの兆し」という記事が散見されます。


つまりブームになっていたサバ缶を番組で取り上げたので、マツコの番組がブームを起こしたわけではない。

さらにネット上を遡ると2013年には「サバ缶が大ブーム」という記事が見られ、その始まりは2011年のデフレあたりのようです。

当時はものすごい不景気でお金に困っていたので、安くて美味しい缶詰が注目されていたようです。

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