最も有名な米国製巡航ミサイル「トマホーク」
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画像引用:https://static.turbosquid.com/Preview/2014/05/19__02_52_28/2a.jpgd42345de-838b-40be-9d49-b60d71dbfbf4Original.jpg



国産巡航ミサイルを開発

防衛省は19年3月、空中から発射する長距離巡航ミサイルを開発すると報道されました。

F2戦闘機は対艦ミサイルを搭載可能で、F35戦闘機も翼の下に懸架することで大型ミサイルを搭載できる。

この場合はレーダーに反射するのでステルス性が損なわれるが、対空ミサイルの射程外で切り離して退避する。

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相手の射程圏外から攻撃するスタンド・オフを重視し、専守防衛一辺倒から一歩踏み出すことになる。

長距離巡航ミサイルは国産空対艦ミサイルXASM3を元に改良し、射程400キロに延長する。

巡航ミサイルと対艦ミサイルはまったく違う物に思えるが、実は機械的な構造はほとんど同じと言われる。


海面上を飛行して軍艦に命中するのが対艦ミサイルで、より長く飛行するタイプを巡航ミサイルと呼んでいる。

XASM3は最大射程200キロ以上で最高速度はマッハ3以上、全長5.25mでラムジェットエンジンを装備している。

ラムジェットは先進各国が開発している最新の推進システムで、従来のジェットエンジンより遥かに高速を出せる。


中国やロシアが配備している艦隊空ミサイルの射程は250kmとされ、これより射程が長ければ届かない計算になる。

戦闘機は空中でミサイルを待っている訳ではないので、実際には最大射程より短い距離でしか迎撃はできない。

すると日本が射程200kmの空対艦ミサイルを持っていれば、中ロの軍艦よりも優位に立つことが出来る。


将来の中ロ製対艦ミサイルの性能向上を配慮して、射程400kmの対艦ミサイルがあれば射程外から攻撃できる。

ロシア海軍は空母を保有していて、中国も6隻から8隻の空母計画を持っています。

するとこれら空母を対艦ミサイルで攻撃するには、より射程が長い対艦ミサイルが望まれる。



いずれは対地巡航ミサイルに発展か

新開発の長距離巡航ミサイルは射程400kmとされるが、巡航ミサイルは燃料を多く搭載すると1000kmや2000kmに航続距離を延ばせる。

また日本は射程900キロのアメリカ製対艦ミサイル導入の方針を持っています。

これらと関連性があるのが自衛隊の先制攻撃で、日米防衛協議や新防衛計画のたびに議論されています。


政府は専守防衛だけでは防衛が困難だとして、相手国に先制攻撃可能な装備を整備しようとしています。

例えば相手国に侵入し対地攻撃可能なF35であり、弾道ミサイルや巡航ミサイル、長距離無人偵察機や高性能な偵察衛星などが挙げられる。

アメリカは2018年4月、シリアに100発以上の巡航ミサイルを発射し、ほとんど全弾が命中する戦果を挙げました。


巡航ミサイルは1発の破壊力が小さいが100%近い命中率を誇るので、相手国のレーダーや格納庫などを効果的に破壊できる。

日本に発射される可能性があるテポドンやノドンに命中させるのも可能で、配備されれば大きな抑止力になる。

再び防衛論争が起きるでしょうが、防衛省が対地攻撃用にも巡航ミサイルを希望しているのは間違いない。


対艦巡航ミサイルと対地巡航ミサイルはどこを飛行するかという名前の違いだけで、機械としては同一のものです。

むしろ巡航ミサイルは地理データの分析やプログラミングが重要で、アメリカは高度な技術を持っている。

アメリカから先制攻撃可能な巡航ミサイルを買うのは難しいので、欲しければ国産開発するしかない。

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