台湾の成長率は約2.5%だが、人口減少が始まると1%ほど低くなる
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画像引用:https://jp-static-cdn.rti.org.tw/assets/program/2019/01/04/a122c91484b52c0428470bb85f4c5284.jpg



台湾と韓国の共通点

台湾は2018年のGDP成長率が2.63%で、中国より低いものの日本よりずっと良く、韓国の2.7%と同水準だった。

2019年の成長率予想は2.27%で、韓国と同じく経済は下降気味になっている。

韓国と台湾は多くの点で似ていて、輸出依存度が非常に高く、しかも中国への依存度が高い。

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中国が高度成長している間は恩恵を受けたが、中国の成長率が低下すると一緒に停滞している。

韓国と台湾はまだ新興国で本来なら3%以上の成長率がある筈だが、既に活力を失いつつある。

日本より1%以上高成長なので、このままなら韓国と日本はいずれ日本のGDPを抜くのだが、おそらくそうはならない。


日本の通貨「円」は世界最強で強すぎて円高に困っているが、台湾元と韓国ウォンはそうではない。

円は10年周期で円高になっているが元やウォンは逆に安くなっていて、通貨危機も起きています。

すると1%以上成長率が高くても、元とウォンの下落でペースが弱まり、気づくと日本との差はまた開いているの繰り返しです。


韓国と台湾の高度成長は日本の援助と日本のバブル崩壊によるところが大きく、シャープやサンヨーや東芝と入れ替わりにサムスンやホンハイが大きくなった。

日本は輸出立国から内需主導国への転換に苦労しているが、国の規模が小さい台湾と韓国はこれからも輸出立国のままです。

リーマンショック後の10年は全世界金余りが引き起こした世界バブルによって、世界貿易が拡大し輸出立国は大儲けしました。


だが金余りバブルは終わろうとしており、人々が湯水のように金を使い輸入品を買う時代も終わります。



台湾の政治混乱と経済

台湾と韓国に共通しているのは政治の不安定さで、日中と比較するとより際立っています。

中国は建国以来ずっと共産党一党で、いい意味でも悪い意味でも安定していて、むしろ固定している。

日本は1955年から自民党が与党で、自民党以外の政権は2度あったがいずれも短期間で交代している。


韓国には決まった与党がなく、絶えず交代しては混乱している。

台湾は国民党の一党しかなかったが、野党が誕生して現在は民主進歩党が与党になっている。

国民党は親中国で中国との統一を望んでいて、必要ならば台湾(中華民国)を解体廃止するような姿勢も見せている。


国民党に対立する野党は必然的に反中国で、独立をスローガンに掲げるのだが、うまくいっていない。

長年野党だったせいで人材と経験が乏しく、与党になっても満足な成果を残せず次の選挙で負けるのを繰り返している。

台湾の経済は長年に渡って混乱しており、現在は中国との統一を掲げる国民党が支持を拡大し、再び与党に返り咲こうとしている。


シャープを買収したホンハイ会長が国民党から総統選に立候補しようとしていて、当選する可能性がある。

台湾の政治は国民党が政権を取っては失敗、野党が政権を取っては野党も失敗を繰り返していて、今回も同じパターンに過ぎない。

政治と経済は短期的に見れば無関係だが、政治がダメな国は時間をかけてゆっくりと、経済もダメになっていく。


台湾の出生率は1.17で韓国の0.97に続く(低い方から)世界3位となっている。

数年内には人口減少が始まる筈で、人口減少によって経済成長率は年1%程度低くなります。

すると成長率は年1%台となり、日本と同じか少し高いレベルまで下がります。


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