縄文時代の集団単位は最大数十人で、神はずっと身近なものだったようです
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画像引用:特別展「縄文―1万年の美の鼓動」 | 取材レポート | インターネットミュージアムhttps://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=1068



神はいつどのように生まれたか

神つまり宗教はいつ生まれてどのように変化したのか、宗教論争も相まって今まで科学的に検証されたことはなかった。

例えばキリスト教では宇宙は創造主がつくった世界で、本当なら138億年以前に創造主が存在したことになる。

仏教では輪廻転生により生命が無限に繰り返されるので、始まりは40億年前の生命誕生に遡る。

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神道ではアマテラスは太陽神なので太陽が生まれた46億年前が起源ということになります。

こうした事は宗教的ではあるが科学的ではなく、真偽を検証できることでもなかった。

考古学からは遺跡の発掘や文字の研究によって、もう少し科学的な考察が行われている。


キリスト教の始まりはユダヤ教などに影響されたもので、およそ4000年前ほどだと考えられる。

ユダヤ教の起源はメソポタミア文明に遡り、5000年前にはすでに宗教的な痕跡が見られる。

仏教やイスラム教も起源を辿るとメソポタミア文明の発祥にたどり着き、神道でも同様です。


例えば太陽神アマテラスの元になった太陽神という信仰は、4000年から5000年前のメソポタミアには既に存在していた。

太陽信仰はインドからアジアに広がり、いつの頃か分からないが日本にたどり着いたと考えられる。

神や宗教は各地でバラバラに、自然発生的に生まれたという考えもあり、この場合はある日突然仏教や神道が生まれたことになる。



人口が増えると神も大きくなった

慶應義塾やオックスフォード大の研究によると、人口の変化が神の誕生に大きく関わっている。

彼らはビッグデータと呼んでいるが、世界中の神と人類進化のデータを解析したら、人口増加と社会の複雑さが影響していた。

集団の人数が10人、100人、1000人、1万人と増えるにつれて「神」という考え方が誕生している。


集団の人数が10万人や100万人に達すると「神」は超人的な存在や、絶対的な支配者に変化した。

その宗教の単位が数千万人にもなると「神」は全宇宙の支配者のようになり、次第に人々と乖離していきます。

日本では縄文より前が旧石器時代で10人から数十人でマンモスとかを追いかけていました。


縄文時代の居住単位は10人以下で、一か所に定住しなかったので大規模集団は存在しなかった。

弥生時代に農耕が始まると集団は数百人から1000人になり、古墳時代には万人、奈良時代には10万人にも達した。

京都に都が移ると100万人超の国家になり、神道と仏教が2大宗教として発展しました。


巨大古墳は人々が神と権力者を同一視したのを物語っている
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画像引用:日本最大の前方後円墳は・・・!?:リアルETの英語学習 高校入試&TOEIChttps://s.webry.info/sp/studyenglish.at.webry.info/201508/article_24.html



巨大集団の問題解決のため、神も強大になった

集団の人数が10人とかだった縄文時代には、神は自然や動物や人間に近く、現代よりずっと親しみやすい存在だったようです。

集団数が1000人近い弥生時代になると、大規模な宗教儀式が行われ、卑弥呼のような権力者や神官も誕生した。

古墳時代の奈良盆地の人口は数万人に達していて、支配者を神と同一視した巨大古墳が築造されました。


奈良時代の平城京の推定人口は10万人超、平安京はさらに巨大化し、貴族社会が発展していきます。

すると神様の人数も大幅に増えていき、1人の権力者が神と同一視されることは無くなり、法律ができて合議制に変わります。(大化の改新)

欧州などは日本よりさらに巨大都市や巨大国家が生まれ、神も複雑化し議会制度に発展します。


それではなぜもっと人口が多かった中国は、議会制民主主義が生まれなかったのかは謎です。

人口さえ多ければ自然に社会が高度化していくという事でもないようです。

神が超能力者になったり絶対的な力を持ち、宗教が強大化したのは、複雑化した集団を統治するのに必要だったと考えられます。


人口100万人の都市では10人の家族とは違い、人々を押さえつけるような「支配者」や「絶対神」が必要だったのかも知れない。

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