中国軍はますます肥大化しソ連化している
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画像引用:https://media.defense.gov/2019/Jan/15/2002080054/825/780/0/100115-D-ZZ999-111A.JPG



米中の2強が鮮明になった

スウェーデンの研究所によると2018年の世界の軍事費合計は、1兆8220億ドル(約203兆円)で過去最高だった。

1位は米国の6490億ドルで世界の35.6%、2位の中国は2500億ドルで24年連続で拡大し、米国の半分に迫ろうとしている。

だが中国の伸び率は5%増とGDP伸び率の6.5%を下回っており、伸び率は縮小している。

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3位サウジ、4位インド、5位フランス、6位ロシア、7位イギリス、8位ドイツと続いた。

注目は9位の日本466億ドルと10位の韓国431億ドルで、日本が抜かれるのは時間の問題になっている。

日本の防衛費はせいぜい年1%増程度で韓国は5%から7%(国防中期計画)増やすので、毎年4%以上相対的に韓国の軍事費は増えていく。


すると2020年から22年には韓国が上回り、続いて日本は世界の軍事費10以内からも転落するでしょう。

米中露の軍事費競争は世界各国に飛び火し欧州やアジア各国を巻き込んでいるが、全世界で日本だけ一国平和主義を決め込んでいる。

江戸時代の太平の眠りは250年後のペリー来航まで続いたが、現代の日本の眠りはまだ続くようです。


日本の防衛費はGDP比1%ですが、アメリカは約3.3%、中国は約2%(表向き)、韓国は約2.7%となっています。

韓国は対GDP比で3%まで引き上げようとしているので、GDPで日本の35%ほどになると軍事費で日本と並びます。

ただ軍事費は対ドルレートによって20%以上も変動し、日本は円高になるとドル建て軍事費が20%以上増加する。



進む中国の「ソ連化」

アメリカは為替の影響を受けず、中国は人民元が下落するとドル建て軍事費が減少する。

長期的に日本円は経常黒字の影響で必ず円高になるので、そのたびにドル建ての軍事費も増額される。

実際90年代の日本はこうして世界2位の軍事費を持つまでになったが、21世紀に入ってからは低成長と円安で順位を落とした。


2019年から20年の軍事予算はアメリカ約73兆円で中国は約20兆円、日本は約5.3兆円、韓国は2023年に軍事費を6兆円以上とする計画を立てている。

スウェーデン研究所の報告では中国軍事費は25億ドル(約27兆円)だったが、公式発表ではそれよりかなり少ない。

これを中国が手本とするソ連と比較すると、1950年代からアメリカの軍事費はGNP(国民所得)の約6%で、朝鮮戦争時は23%だった。


ソ連は平時にもGNPの20%前後の軍事費を投入していて、ソ連の経済規模はアメリカの3分の1程度だったので、平時の軍事費は互角かソ連が上回っていた。

ただし米ソの科学技術力には大差があり、労働者の勤労意欲も大きく違ったので、実際の軍事力は常にアメリカが上回っていた。

ソ連は数こそアメリカより多かったものの、稼働率はアメリカの数分の1に過ぎず性能も劣っていたので、実際に戦えば勝ち目はなかった。


中国の国力や軍事力は全盛期のソ連に近づきつつあり、高度成長が終わっても軍事成長を続けようとするのも同じです。

ソ連は肥大しきった軍事力を投入して「数日で勝利する」と思ったアフガニスタンで、10年戦った末敗退し、軍事的な威信を喪失した。

中国軍は創設以来公式に外国と戦った事が無く、ソ連軍より強いという保証はない。

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