中国トップメーカーBYDのSONG EV500 SUV
BYD-Song-EV400-Pictures
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2019年は前年比2倍超の売れ行き

中国では2019年第一四半期(1から3月)の電気自動車販売が25万4000台となり、前年比118%増(約2.2倍)を記録した。

ガソリン車などの売り上げは13%減の約482万台と、まだ20分の1の規模に過ぎないが、勢いの差は明白になっている。

世界全体でEVとPHVの販売台数は、この数年60%成長(年1.6倍)のペースだが、それよりかなり早い。

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中国のEV化ペースが早い理由の一つはEV補助金とガソリン車への制裁、もうひとつはナンバー所得の難易度にある。

中国は新エネルギー車の補助金や税制優遇を打ち出していて、逆に化石燃料車は様々な不利益を受けている。

中国最大のEVメーカーであるBYDは去年、EV1台当たり34万円の補助金を受け取ったが、今年(3月まで)は6万8000円だった。


補助金は約5分の1に減額され、2020年には廃止されるので、今後EV各社は実質値上げせざるをえなくなります。

つまり現在のEV「爆売れ」は高額補助金を受けられる間に買おうという、駆け込み需要の側面もある。

例えば航続距離400km以上なら5万元(約83万円)の補助金が受けられたが半減され、航続距離250km以下のEVは補助金を受けられない。


地方自治体が独自に出していた補助金も廃止され、車種によっては最大67%も補助金が減額される。

EVが爆売れしたもう一つの理由は中国のナンバー制度で、購入前にナンバープレートを取得しなくてはならない。

中国では省ごとにナンバーが交付され、北京ナンバーで走れるのは北京だけで、許可を得ないと上海までドライブすることはできない。



北京や上海の人が「EVしか」買えない事情

人口が少ない過疎の省なら簡単にナンバーを取得できるが、それでは都市部を走れないので意味は無い。

北京のナンバープレート取得は2017年に420倍の競争率で、ナンバーを貰うのに平均72年かかる計算です。

すると行われるのは名義貸しやナンバーの違法売買のような事で、高額で取引されていたりする。


北京ではガソリン車のナンバー待ちは平均72年だが、EVナンバーは申し込めば1年以内に交付される。

上海はナンバーの入札という画期的な制度を考案し、150万円ほど払えば抽選なしでナンバーを交付される。

お金が無い人はやはり抽選だが、金持ちがナンバーを買った分だけ交付されるナンバーが減り、競争は激しくなる。


EVの場合は北京、上海など3都市だけ制限があり数倍程度の抽選、他の省では申し込めばすぐ交付のようです。

72年待てない人にはEVしか選択肢がなく、大都市でガソリン車を買うのは非常に困難になった。

こうした事情があるのでEV補助金がなくなり値上げしても、急に売上ゼロになることは無いでしょう。

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