一見そんな風に見えないが、平均年収600万円以上だという
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画像引用:http://www.kfoodtimes.com/news/photo/201806/5540_8467_27.PNG



韓国で「ひとり飯」はあり得ない

日本は空前の人手不足だが韓国は逆に就職難で、平均失業率は5%で若者は10%とされています。

集計に含まれない未労働者はもっと多く、就職しても低賃金労働をしている人が多い。

だが韓国でも超人手不足になっている業界があり、それが宅配ドライバーです。

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日本でも最近フードデリバリーが走り回ったり、ネット通販の宅配需要で配達ドライバー不足が言われています。

失業率が高い筈の韓国で、なぜ宅配ドライバーだけ不足するのかは、韓国独自の事情がありそうです。

まず韓国では外食店の料理を自宅に配達してもらうフードデリバリーが日本より盛んだが、韓国文化が関係している。


ソウルのような大都会ではそうでもないが、地方都市や田舎では1人で外食することは少ない。

店には横並びのカウンターや一人用のテーブル席はなく、4人以上で座るような大テーブルが並んでいる。

あったとしても2人席だが、そこに一人で座って食事をすると人生の落後者のような目で見られる。


韓国で「あいつ一人で食事している」と言えば人格否定もので、日本のような「おひとり様」文化はない。

日本人が1人で入店すると断られることがあるが、これは日本人だからではなく「一人客お断り」の場合がほとんどです。

カウンターがないのでテーブルに一人客が座ると団体客が座れなくなり、店の売り上げが落ちるから入店拒否します。


なので韓国人が日本に来て、みんな一人で外食しているのを見ると、カルチャーショックを受けます。



中小企業正社員の2倍以上の報酬

韓国では(特に女性は)一人で外食したら近所中の噂になり、社会落後者にされてしまうので、解決策として宅配が利用される。

韓国における宅配サービスはひとり飯を救う重要な役割を占めていて、バイクなどで配達する配達員をする人が多い。

配達員の需要が配達で働きたい人を遥かに上回り、デリバリーサービスで配達員の争奪戦が起きています。


韓国のフードデリバリーは1回3500から4千ウォン(約340から390円)ほどの料金を払い、90%が配達員の取り分になる。

日本の場合は1回500円から1000円以上(距離などで違う)の手数料を払い、400円から600円以上が配達員の取り分になる。

日本のほうが1回あたりの手数料、配達員の報酬共に多いが、それだけ韓国の方が競争が激しいと言える。


宅配大手のCJ大韓通運が発表した2018年の宅配ドライバー収入は、韓国の人々に衝撃を与えた。

全体の4.6%に当たる559人が年1億ウォン(1000万円)以上の報酬を受け取り、22.5%は年間所得8000万ウォン(約800万円)以上だった。

さらに全体の71.5%が年間所得6000万ウォン(約600万円)以上で、全ドライバーの平均は6937万ウォン(約667万円)だった。


これは韓国労働者(正社員)の平均年収(3475万ウォン(約349万円))(中央値は2720万ウォン(約255万円))を遥かに上回っている。

全体の4.6%が559人なので総数1万2000人以上もの配達員が、正社員労働者の2倍以上の年収を得ている。

ソウルでは年4億ウォン(約4000万円以上)も稼いだ配達員が居て、驚くほかない。


調査したCJ大韓通運はフードデリバリーで48.2%のシェアを持ち、ここから韓国の全配達員は約2万5千人であると分かる。

それだけ儲かるのなら若者全員が配達員になりそうだが、相変わらず若者の失業率は高い。

韓国の若者は「デリバリーなんかより無職のほうが良い」と考えているようだ。

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