通貨危機では人民元とウォンが同時に下落するので、中韓通貨スワップでウォンは救えない
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画像引用:https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2019/02/0129p30-thumb-720xauto-151487.jpg



ウォンが下落すると困る韓国

世界経済の変調を受けて韓国の通貨ウォンや人民元が下落し、日本の通貨円は値上がりしている。

経済変動が起きるたびに繰り返されたパターンだが、韓国政府は危機感を募らせている。

1997年のアジア通貨危機や2008年のリーマンショックでは、いずれも日本が韓国ウォンを支援し支えた。

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結局韓国は97年に国家破産したが、2008年の時は日本のお陰で持ちこたえ、第二の破産を免れた。

あれから10年以上が経ち、米中貿易対立や世界経済の停滞、韓国自身の国際競争力喪失などで第三の危機が近づいている。

韓国ウォンは対ドルレートで1ドル1,000から1,200が正常レートで、ここから外れると為替介入している。


チャイナショックがあった2015年に1ドル1200を超えて介入したが、結局2016年に1234の最安値をつけてウォン安は終息した。

円高だけが問題の日本からは想像しにくいが、韓国はウォン高とともに、ウォン安への警戒も強い。

例えば1ドル2000ウォンだと正常値の2倍だが、こうなると外債の支払いができなくなり、輸入品の支払いも滞るようになる。


韓国の外貨準備高は公称4000億ドルだが、8割ウソなのは世界の常識になっています。

日本は外貨準備の95%を米国債で保有しているが、韓国は80%を米ドル建てで保有、という微妙な言い方をしている。

米財務省によると韓国が保有する米国債は約900億ドルだが、これは民間保有分を含めての話です。



中国はウォンを救えない

外貨準備は「中央銀行や政府が保有する外貨」なので、韓国政府の外貨準備高は、実際には500億ドル以下だという疑惑がもたれています。

そうであればこそ韓国は日中やロシアやアメリカなどに通貨スワップを持ち掛けて、不足する外貨準備を補おうとするのです。

日韓の通貨スワップが10兆円(1000億ドル)だったら、韓国の外貨準備が1000億ドル増えたのと同じになります。


韓国にとって日韓通貨スワップは命綱だったが、韓国側から破棄して現在はなくなった。

2012年の天皇土下座要求や竹島騒動から日韓関係は険悪化し、2013年に終了し、韓国側の要請が無かったという理由で更新されなかった。

代わりの中韓通貨スワップは6兆円規模で、2020年まで効力を有するが、ここには問題があった。


世界に経済変動が起きた時、円が上昇しウォンが下落するので、日本としては余っているものを貸すだけで痛くも痒くもなかった。

だが人民元はウォンと同様に、世界経済が変調をきたせば下落する通貨なので、共倒れになりかねない。

実際2019年に入ってからもウォンと人民元は共に下落し、いつものように円だけが上昇している。


中国自身がドル確保に困るような情況に陥ったら、身銭を切って韓国を助けるセンスは中国人には無い。

結局韓国はまた、その場だけ調子の良い「未来志向の日韓関係」などと言いながら、日本に支援を求めて来るでしょう。

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