将来的にGPIFはそれぞれ4分の1ずつ運用にするでしょう
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画像引用:私達の年金の半分は「株式」で運用されている - シニアガイドhttps://seniorguide.jp/article/1182924.html



年金を海外運用するのは悪か?

わたしたちが収めている公的年金はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)で運用されています。

以前は6割を国内債券が占めていたが、最近GPIFの半分は株式で運用され、海外運用も4割を占めている。

将来的には国内5割海外5割、しかも株式5割、債券5割になると推測されます。

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これを「国民が払った年金で株価を釣り上げるとは何事か!」「日本人の年金が外国に取られている!」と激高している人達がいる。

確かに年金をつかって株を購入し株価が上がったのは事実で、株価対策になっているのも事実です。

年金で外国株や米国債を購入しているのも事実で、アメリカに従属して金を払っていると一部の人は怒っている。


だがこれは一面的な見方で、年金を安全に効率よく運用しようとすると、自然にそうなります。

将来的に日本と世界のどちらが経済成長するかは分かりませんが、日本だけ繁栄して「世界」が衰退する可能性は低い。

するともし日本株や日本債券だけで年金を運用したら、日本経済が打撃を受けた時に価値が暴落してしまいます。


例えばバブル崩壊からリーマンショックまで日経平均は約5分の1になったが、米株は約10倍になりました。

もし日本株だけで年金を運用したら5分の1になっていたのに、日本株と米株を均等買いしたら5倍になった計算です。

日本株だけで運用するより、外国株と日本株の両方に分散投資したほうが、遥かに安全で効率的なのが分かります。



年金で株を買うのは「ばくち」?

だがそもそも国民の資産である年金を、株式投資という「ばくち」に使うべきではないという意見があります。

もしGPIFを株式や社債や米国債に投資しなかったら、買えるのは事実上日本国債だけになります。

日本株と米株の比較と同じように、日本国債だけで運用するより、米国債と分散したほうが安全です。


もし日本政府が破産して円が紙切れになっても、米国債は残るので年金はドル建て運用で守られる。

バブル崩壊からリーマンショックまで、日本国債は値上がりしたが日本株は5分の1になった。

これは日本がデフレで株安だったからで、国債利回りは株と反比例して上下する関連性があります。


株が安くなると資産は国債に流れて債券高になり、株が高くなると国債から資産が引き上げられて安くなります。

もし日本国債だけで運用して株高になり、国債から資金が引き上げられたら、物価上昇で実質マイナスもありえます。

このようになるべく安全に、なるべく効率よくお金を増やそうとすると、自動的に「日本株、日本国債、外国株、外国債券」という組み合わせになります。



どれが上がってどれが下がるかは見通せないので、4つに均等に分散投資します。

これは個人の長期投資にも有効で、GPIFの運用法を意識すれば、安全に効率よく資産を守れるでしょう。

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