中国は先に軍事力を拡大すれば「支払いは何とかなる」と思っているが、何ともなりません
mQNotIf
画像引用:https://i.imgur.com/mQNotIf.jpg



中国の異常な軍事費増が続いている

中国の軍事費増額と軍拡が続いていて、このまま無限に増加するとやがて日米の戦力を上回るでしょう。

だがこの世に無限なものは何もないので、やがて中国の軍事費は限界を迎え、中国軍も衰退します。

軍事バランスはそうした経済力と軍事力のバランスが問題で、単純に兵器を増やしても維持できない。

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ソ連、旧ドイツ、旧日本はいずれも一時的に大軍拡を行ったが、経済が支えきれなかった。

日本軍は中国に進出して食料増産、経済成長しようとしたが、戦費や開発費がかさんで逆に送金したり食料を送る始末だった。

旧ドイツも同じように肥大した軍事力を経済が支えきれず、東欧、フランス、ソ連にまで攻め込んで経済拡大を狙った。


日独の間違いは最初に軍事力を極限まで拡大し、「あとは何とかなる」と考えたが、何ともならなかった事にあります。

ソ連もまったく同じで経済のピークは70年代で終わっていたのに80年代まで軍事力を拡大し続けた。

結果やはり経済が軍事力を支えきれなくなり、最後はあっけなく崩壊しています。


中国はどうかというと2000年代前半まで、北京五輪までは経済の成長に合わせて軍事費が増大していました。

リーマンショック以降は経済低迷しているのに、公共事業で強引にGDPを増やしている。

「軍隊」というのも公共事業なので、軍事費を多く使うほど、GDPも増える仕組みになっている。



中国陣営とアメリカ陣営のパワーバランス

なら軍事費を極限まで増大して経済成長を続けられるかと言えば、日独ソと同様に経済が軍事力を支えられなくなります。

ここで中国の軍事費を確認すると、2019年予算案の国防費は7.5%増の1兆1898億元(約20兆円)になっています。

2桁増ではなくなったものの、相変わらず経済成長率(公称6.5%)より軍事費の増加率が高い。


アメリカの軍事予算は80兆円超で日本は約5兆円なので合計85兆円になっています。

中国と仲の良い(?)ロシアは7兆円ほどで、北朝鮮はGDPの10%として3000億円ほどと推測されます。

中国はパキスタンと親密で、パキスタンの軍事費は4兆円ほど、『中国陣営』の軍事費は合計で31.3兆円になりました。


一方アメリカを中心とするアメリカ陣営は100兆円を超えているが、ここは中国の周辺国だけに絞ってみます。

日本が5兆円、韓国は信用できないので除外、台湾1.3兆円、インド4.6兆円の合計10.9兆円、アメリカを足すと90.9兆円になります。

世界全体の軍事費合計は約203兆円で、この6割程度をアメリカを中心とする西側陣営が占めている。


これが現在の世界秩序を作っていて、もし米陣営が4割程度に縮小したら、世界は戦国時代のようになる。

中国と周辺の対立国の軍事費は30対90なのだが、大まかに言ってアメリカの軍事費の3分の1は大西洋側、本土も3分の1を使っている。

するとアメリカが太平洋側に使える軍事費は、実際には3分の1の27兆円に過ぎません。


これで再計算するとアメリカ陣営37.9兆円、中国陣営31.3兆円とかなり近い。

もっともロシアを含めるなら欧州のNATO加盟国を米陣営に含める必要があり、近い将来の逆転はありそうにない。

もっともありそうなシナリオは中国経済が軍事費をささえきれなくなり自滅する事です。


軍事費の伸び率がGDP成長率を上回る速さが続くならば、どんなに強そうに見えても日独ソと同じ運命になります。

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