製造業の産業構成比は20%以下
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画像引用:我が国の産業構造を支える製造業:2015年版ものづくり白書(METI/経済産業省)https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2015/honbun_html/010102.html



製造業は過大評価されている

経済界を代表する経団連の主要ポストは製造業から出ているが、これは非常におかしな事です。

なぜかというと日本のGDPに占める製造業の比率は、2003年に19.5%だったが13年には18.5%に低下している。

製造業(2次産業)のピークは1975年で就業者数の34%を占めていたが、この時既にサービス業など3次産業は51%を占めていました。

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2005年の2次産業従事者は全体の25%に低下し、現在は20%程度になっているでしょう。

(総務省国勢調査、変化する産業・職業構造)(2015年版ものづくり白書、経済産業省)より

日本の農業従事者は2007年に4%台で減少しているが、米英の1%台、ドイツの2%台より高い。(フランスは4%台)


米英仏独の食料自給率は日本より高いのに、農業従事者は日本が多いという妙な事になっている。

すると日本の食料自給率は70%程度が望ましいとしても、農業従事者は1%台しか必要ない事になる。

零細な農業従事者が数多く居ても、日本全体の自給率は下がってしまっているのが現在の問題です。


もう一つの製造業ですが、GDP比率でも就業者数でも2割を割り込むまで減少しているが、相変わらず「経済界を代表している」ように振舞っています。

労働者の7割は3次産業で働いている
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画像引用:https://sites.google.com/site/sequoianet1/_/rsrc/1468857778765/employment/110822-labor3-1.jpg



日本経済を支えているのは「自動車より牛丼」

時代の流れから考えて農業就業者は現在の4%から半減の2%になり、製造業は他の先進国も20%程度なので大きく下がらないかも知れません。

本当に日本経済を支えているのは、就業者の7割を雇用するサービス業など3次産業の方です。

3次産業は正社員が少なく非正規の割合が多いので、日本では今後も非正規労働者が増え続けます。


労働者の大半が3次産業で働いているのに、相変わらず政府は製造業を特別扱いし、ボーナスの金額にまで口を出しています。

では製造業に代わって現在は何が「日本の主要産業」なのかですが、そのような産業は既になくなっています。

総務省の産業別構成比を見ると最もシェアが多いサービス業が約20%ですが、サービスと言っても業種は多様です。


戦前の日本は農業、昭和期後半は製造業が主要産業でしたが、今は主要産業がないのです。

GDPの7割を占める3次産業の多くは国内消費型なので、輸出より輸入で成り立っています。

「貿易赤字だと日本経済が打撃を受ける」という経済解説者が多いが、実際は多くの産業が輸入で成り立っています。


今の日本経済を支えているのは「自動車輸出より牛丼売上」というのが実態です。

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