彼らは好きでやってるが、東京の家賃が30万になったら大量のネカフェ難民が発生する
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画像引用:地方創生でも活躍?定住しない「アドレスホッパー」若者たちの実態 | AbemaTIMEShttps://abematimes.com/posts/5539633



住所不定からアドレスホッパーへ

最近日本では決まった家に定住せず、住所を転々と移動するような人が増えています。

アドレスホッパーと呼ばれているが、英語ではなくアドレス(住所)、ホッパー(転々とする)を組み合わせた日本語のようです。

昔(今も)日本では決まった住所を持たない人は住所不定と呼ばれて、社会から外れた扱いでした。

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この始まりは徳川幕府の人別帳制度で、人別帳に書かれていない人は存在しない人になり、犯罪者扱いでした。

人別帳に後から入るのは難しく、一度外れてしまうと浮浪者になり、まともな職業に就くのも困難でした。

元々は秀吉の太閤検地でコメの収穫を計算したり、年貢を正確に取り立てるための制度でした。


さらにその起源をたどると645年大化の改新で庚午年籍(こうごねんじゃく)という物が作られていました。

大化の改新以前も各地の豪族は独自の戸籍を作って住民を管理し、年貢を取り立てたりしていました。

支配者からすると年貢を取り立てるには住民の人数や個人を把握する必要があり、だから厳密な住民管理が行われました。


西洋はこうではなく、麦の収穫は稲作より簡単なので、住民は土地についてくる付属品扱いでした。

日本の戸籍制度や住民管理は2000年の伝統があり、一筋縄で変わらないほど頑強なものです。

「住所や戸籍がなければ人間ではない」という偏見?も、長い歴史の中で定着したものです。



東京の家賃が上昇すると大量の住所難民が生まれる

アメリカではNYやサンフランシスコの家賃が平均30万円以上になり、車の中に住む人が増えています。

アメリカは国土が広いからか駐車には寛容で、大きなスーパーの駐車場に「住んで」も問題ないそうです。

アメリカは自動車の税金が日本の数分の1でガソリンも安いので、年400万円家賃を払うより車で暮らす方が安いのです。


日本ではどんな駐車場も必ず有料で、大都市だと駐車場が月数万、自動車の税金など維持費も高いのでこうはいかない。

それに日本の家賃は東京でも10万円程度なので、NYやSFの3分の1以下に過ぎない。

家賃だけを考えるなら日本で放浪生活するメリットは、アメリカほどではありません。


家以外で暮らす場所としてはネットカフェは月12万くらいで長期利用できる店が存在します。

ネットカフェ難民は現在も都内で4千人、全国では1万人以上存在すると言われています。

平均的なネットフカフェでは月14万円かかり、実はアパートやマンションを借りる方が安い。


保証人が用意できないとか、通勤に便利とか、何かから逃げているなど、何らかの訳アリの人が利用している。

ゲストハウスのような簡易宿所は安いところで月12万円くらいで、安いカプセルホテルもこのくらいです。

都内では家賃だけで10万円以上、他に光熱費や通信費が必要なので合計10数万円が「家」の維持に必要です。


ネカフェやゲストハウスは一日4千円であっても「それだけ」なのでトータルでは数万円安くなる。

友達の家やシェアハウスなど、コネを利用できる人はもっと安く抑えられるでしょう。

今は東京の家賃は10万円程度だが、もし平均20万円とかNYのように30万円以上になったら、実際もう住めない人が発生します。


アメリカでは車に住めばよかったが、日本ではネカフェ難民やゲストハウス難民が大量発生するかも知れません。

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